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私は「過程」を重視する方ですが「すべては結果」だとよく言われました。
「すべては行動で、その行動が結果に繋がる」と。
「人が評価するのは結果でしかない」とも言われていました。
それも正しいと思います。
商品であれ製品であれ、目に見えないサービスであれ、
我々は結果でしか評価できません。
行動は真実なので、わざわざそれを映像で見せる必要はないかも知れません。
本来はその考え方は正しいと思いますし、曲げる必要はないと思います。
しかし、時代により受け取る側の感覚も変わってきています。
或いは私のように順を追っていかないと理解できない人がいるかも知れません。
反対に結果までの過程に価値を置く人も出てきています。
例えば、キンコン西野亮廣氏の製作総指揮・脚本・原作 製作:STUDIO4℃の
「映画えんとつ町のプペル」
感動して何回も観に行く人もいれば、
西野亮廣氏を「詐欺だ」「宗教だ」「金儲け主義だ」と批判する人もいます。
西野氏は「えんとつ町のプペル」をあらゆる角度から楽しんで貰う事を考えています。
その中の1つに製作過程をオープンにするという事があります。
普通映画を作る時は、その製作過程はオープンにする必要はなく、むしろ隠したい所です。
しかし、アニメ映画を製作している人や美術系の人にとっては、その製作過程は
喉から手が出るほど、手に入れたい資料です。
以前ならタブーであった事を、今の時代だから敢てオープンにする。
これは時代に合わせた進化だと思います。
昔からの伝統行事である「ひな祭り」もそうです。
昔のひな人形と言えば、七段飾りの十五人揃いが、当たり前でした。
しかし、時代が変わり現在になると、アパート住まいで置ける場所が無い。
収納スペースに困る。など、住まいの問題が出てきました。
また、購入決定権が祖父母ではなく、若いママになって来ました。
そうなると、ママの思考の変化で求めるものも変わってきます。
「木目込み雛人形」「男雛・女雛の二人のみの親王飾り」「ちりめん細工」「陶器の雛人形」など、
色々な雛人形が求められます。
しかも飾る所が和室ではなく、リビングや玄関先といったように変化しています。
しかし、雛人形を作っている伝統工芸の職人さんは、
お雛様を作るにあたっての想いは決して変わってはいません。
昔と同じ想いでお雛様を作っていると思います。
女の子の成長と幸福を願う気持ちは変わってはいないのです。
ただ、それを求める側が時代と共に変わってきたという事です。
本来は七段飾りが当たり前だったお雛様、
その時代の環境と共に、進化せざるを得なかったのだと思います。
お雛様の本来の目的を伝えるためには、
時には時代に合わせて進化さすことが必要なのかも知れません。
十五人が二人になったとしても、
本来の目的、思いを伝えるために、進化さすことも必要かも知れませんね。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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