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キングコング西野さんの「映画 えんとつ町のプペル」に懸ける情熱はワクワクを感じさせてくれます。
巷のビジネス書より面白いと感じる時があります。
自分がやりたい事をやりたいときにやる!
それを貫き通すには、頭叩きや足の引っ張り、妬み嫉妬が付いています。
しかし、それに負けないどころか、その外野の声さえもエネルギー源にしているようです。
そうして完成させた自分の子供(映画)を売るためには、また色々な仕掛けがあります。
壮大なスケジュール表のごとく「こうなったら、こうする」という事前準備が沢山あるのです。
それを観客の入り具合を見ながら、次々と手を打つところは、かなりの案を練りまくっていると思います。
普通の映画挨拶なら10分程度のものを、30分のトークショーにして観客を集める。
コロナの第三波でそれもできなくなると、自分が観客になってお客さんと一緒に映画鑑賞。
挨拶・握手・サイン・写真・おしゃべりその他一切なしで、ただ見終わった時に会釈をするだけ。
このために毎回自分でチケットを取り、東京・大阪・東北・中国地方を毎日新幹線で移動しています。
その都度、blogや会員制コミュニケーションサロン(西野亮廣エンタメ研究所)で、
明日は○○映画館の〇時からのプペルを観に行きます。
と発信。
それを見た人が、どうせ見に行くならとその時間に鑑賞します。
これでその映画館の座席は満席になります。
2回・3回見てもらう為に、本来なら視覚障害者さん用の副音声を、映画の場面とリンクさせて、
自身で最初から最後まで解説しています。
これで映画の楽しみ方が違った角度から見れるので、リピータが増えます。
そして自身が十数軒の映画館を見る事によって、受ける印象が違い、
それは音量の違いだと判ると、またもや、その感想をblogやサロンに投稿。
今度はそれを知った映画館の方から音量を上げてくれる。
そのド迫力を感じる為にまたリピーターが増える。
それでまた、映画館の方から「ウチは轟音上映をします」
「ウチは重低音&振動上映をします」と提案が出てくる。
そこで、映画館は常にニーズを確認しながらトライ&エラーを繰り返して、
西野さんやお客さんの動きに呼応するように積極的に形態を変えてくれる存在だと知って行く。
そしてそれぞれの映画館の名前を出して、この映画館二度目ですが今夜〇時に観に行きます。
と、アナウンスをします。
これらは自分の作品をより良いベストな環境で上映して欲しい情熱が映画館の人達に伝わり、
映画館の人達は、お客さんがより喜んでくれる環境で上映したいという、
両者の想いが一致した結果だと思います。
ここまで来るのに、西野さんは自分達から行動を起こし、テストの繰り返しをした結果の発見です。
「どぶ板営業」というのは聞いたことがありますが、
まさしく「映画 えんとつ町のプペル」はどぶ板営業の結果です。
これは最初から、自分達のような知名度の低い映画は、
「鬼滅の刃」のような大ヒット作品に勝つためにはどうすべきかを、
考え抜いていたからだと思います。
そればかりか、なりふり構わず映画の為ならと動き回る熱意が観客を動かし、
映画館を動かしたのだと思います。
これこそ、コミュニケ―ションの相乗効果だと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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