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相手の話を「聴く」には「耳で聴く」「目で聴く」「心で聴く」という3つの意味合いがあるようです。
人との会話でも、集中力を持って「聴く」ことができれば、そこから入る情報量は違ってきます。
「耳で聴く」とは、相手の声や言葉を「耳」で聴くことです。
言葉の選び方や隠された意味、会話の中で確信に触れている部分はどこなのか、など、
耳から入って来る情報について「聴く」姿勢があるという事です。
「目で聴く」とは、相手の表情やしぐさ、視線、手の動きなど、視覚から得られる情報にも注目すると、
「目」で聴くことが出来ます。
「心で聴く」とは、相手の心に寄り添って聴く気持ちです。
「今、この瞬間は相手の事を考えて真剣に聴こう」とする姿勢です。
しかし、この時、相手の会話を聞いている途中で自分の意見を言いたくなっても割り込まないことです。
相手が辛いと思っていることを自分も経験したことがあるとします。
もしも自分がそれを乗り超えていた時「そんなの大したことはないよ!」と、
励ますつもりで、自分の経験談の話をしてみたりする。
また、相手が話をしている途中で「じゃぁ、こうすれば?」と、自分の意見を言ってしまう。
そういう時は、いつの間にか、話を聞く立場から、
自分の話を相手に聞かせる立場に変わってしまっている事に、気が付いていません。
そしてまた、否定するような言葉を投げかけるのはNGです。
相手が気のすむまで話し終わった時に、静かに自分の意見を伝えることが大切です。
自分の偏見を捨て、相手を理解しようと歩み寄ることが「聴く」には含まれています。
私たちは色々なところでグループ化しています。
職場で、仕事先で、趣味などで、あらゆるところで、コミュニケーションはあります。
そんな時、人と人との繋がりの大切さを意識し、耳と目と心をしっかり使い、
自分の傾聴力を高めて良い人間関係を作る必要があると思います。
「聴く」という事は、相手の事をじっくり聞くことだと思っていましたが、
聴くためには、自分自身の決めつけや、評価、捉われを排除し、
真っ白な心の状態で相手に向かう必要があるという、深い姿勢が隠されていたのです。
「聴く」という漢字には「耳に十四の心で聴く」という考え方もあるようで、
沢山の角度から自分の偏見を捨てて、相手を理解しようとする心が必要です。
上辺だけではなく、相手の気持ちに寄り添って、真剣に聴く。
今まで私はどれほど本当に聴けていたのか、と思います。
じゃ、また明日!