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「基礎は大事」ってよく耳にします。
私は小さい時から字が汚かったのですが、それは字を書き始めた時「字を正しく綺麗に書く」基礎が出来ていなかったからだと思います。
「あいうえお」もだいたいこんな感じ?レベルでしか書いていませんでした。「漢字」もこんな感じ?と。
結局はそのツケが自分に跳ね返って、一生付きまとっています。
人前で字を書くとき、恥ずかし思いをしながら書いています。サインをするときも「汚い字ですみません」と言いながらサインしています。
役所に書類を提出した時は、呼ばれて「この字、何て書いているのですか?」と聞かれます。
今更ながら、もう少し綺麗に書こうと思って練習を始めましたが、非常に時間が掛かります。
何故なら、字の書き始めであれば、白い紙に新しく覚える字を正しく見本通りに書くだけで良いのです。
しかし、間違った癖のついた私の字は、先ずそれを消す作業が必要です。
紙は白ではなく、すでに汚い字で黒くなっています。
その上に幾ら正しい字を書こうとしても、以前の汚い字と重なって訳がわからなくなります。
よって、先ず以前の間違った字を消しゴムで消す作業が必要になってくるのです。
これがまた大変!
労力はいるし、紙は皺になるしで「何で最初っから正しい字を書かなかったんだろう」と悔やむだけです。
それでもコツコツ、コツコツ百円均一で買った「ボールペン練習帳」を毎日反復して書いています。
小さい時に、基礎をキッチリやっておけば・・・・・・。
漢字など特に自分のいい加減さがわかり、当たり前の事でも細部に亘って見て行くと、新発見のように気付きます。
文字は基礎が出来ているからこそ、色々な書体の応用も出来るのです。
基礎が出来ていなければ、自己流にしか過ぎません。
「誰でも出来ることを 誰も出来ないレベルで取り組み続ける」
これは尊敬する方々がよく口にされたり、書かれたりしている言葉です。
誰でも出来ることを 誰も出来ないレベルで取り組んだ時、それは自分のものとなり、他者からも認められる時だと思います。
じゃ、また!