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同じものを見ていても、人によって、見えている現実が違っている時があります。
アカデミー賞作品賞を受賞した韓国映画「パラサイト 半地下の家族」
ある知人が話の中で「昨日久しぶりに映画を見に行ったのだけれど、全然面白くなかった」
と、話していました。
その数日後、新聞ではお薦め映画として掲載されていました。
それから程なくして、アカデミー賞の作品賞を受賞したとテレビで放映されていました。
同じ映画、同じ現実です。
なのに、見る人によって評価が全く違うのです。
捉え方が違うという事は、その人が捉えた「現実とは何か」いうことです。
その捉え方によって、現実が全く違ってくるのです。
捉え方というのは、自分の中に培われた価値観・常識・物の見方・考え方などです。
この部分を変えて行かないと、現実の見方が変わりません。
自分が取っていた言動をよくよく考えれば、無意識の解釈が本来の自分の解釈と違うので、
何かネガティブな感情になっている時があります。
他人に対して抱いていた感情が、実は自分自身に対する感情であったりもします。
他人に向けていた解釈を反転して自分に向けてみると、
それが自分の本質だったりする場合があります。
そして、それが自分の本来の感情だったのだとわかった瞬間、
今まで見ていた現実の世界が、ガラリと変わり違う世界に見えるのです。
人に対してネガティブに感じていた感情は、
本当は自分のことを分かって欲しいという感情だったのかもしれません。
自分が自分の本音に気付いた時、
今までの捉え方を手放し、新しい解釈によって目の前の現実を捉えることが出来るのです。
何か抵抗があるという事は、他に自分が気付きたいものがあるということかも知れません。
閉じ込めていた自分の本音に、自分自身が耳を傾けることが大切だと思います。
何か引っかかりがある時は、いつものように無意識に培われた価値観やものの見方の解釈を、
もう一度自分自身のクリアなメガネで解釈しなおせば、目の前の現実は変わる可能性があると思います。
世の中の見え方は、解釈が変われば現実が変わるようです。
じゃ、また明日!