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「信用」と「信頼」はよく違いを問われます。
「信用」は条件付きの関係、
「信頼」は無条件の関係。
私は学生の頃から信頼関係は非常に大切だと思っていました。
人間関係=信頼関係 だと。
相手に裏切られた時は腹が立ちます。
しかし、アドラーによると
「裏切られたことは、裏切られた個人の課題であり、自分で対処する以外に方法はない。
もしも裏切った相手を許せないならば、初めから信頼がなかったことになる。
つまり、これは信頼しなかった自分の課題である」とか。
確かに、自分が信頼している人は裏切られる可能性があっても、最初からその覚悟だし、
裏切られても責める気は起きません。
その状況が事実であるのだから、ありのままに受け容れるしか方法はないのです。
よって「信じられない時にあえて信じるのが信頼だ」と言われるのも頷けます。
無条件で他人を信じるという事は、これも1つの「無償の愛」ではないかと思います。
何の見返りもなく、ただ自分の出来ることを相手に尽くすのみ。
give、give、giveの精神。それと同じだと思います。
もしも相手も同じ気持ちなら、そこには切っても切れない信頼関係が築けると思います。
アドラー心理学の「自分に起きたことは自分で対処し、自分の未来は自分で決める」
という観点に立てば、深い人間関係を築くことができると思います。
「信用」は過去の実績に基づきます。
「信頼」は未来の目的に基づきます。
相手に自分を託すことが出来るかどうか。
そういう覚悟の上で成り立つ人間関係ほど、強いものはないと思います。
信頼できる人というのは、何度も裏切られる経験をし、そのたびに自分はどうあるべきかを考えてきた人だと思います。
自分がそうされたから、自分もそうしてやるというのではなく、
自分がそうされたから、自分は決して裏切らない。
その強い意志が、他人への無償の愛に繋がるのだと思います。
やはり信頼関係は大切にしたいものだと改めて思いました。
じゃ、また明日