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日本の平均寿命もどんどん延びていき、以前は人生80年と言われていたのに、今は100年です。
私の周りでも、ジムに通っている98歳の方がおられます。
若い時スポーツをされていたのかと思えば、全くしておらず、お仕事も事務系だとか。
96歳で入会されたのですが、理由は「脚が痛かったから」
お医者さんに行っても治らなかったので、運動をすればよくなるかと思って来られたそうです。
最初は腰も90度くらいに曲がり骨と皮のお身体だったのに、毎日通って来られ見る見るうちに筋肉も付き、足腰もしっかりとされてきました。
とても前向きで、今では腰・背中がほぼ真っ直ぐになっています。
私は人生設計を80歳までとしていたのですが、その方を知ってから90歳に変更しました。
しかし、今、100歳を考えておかないといけないような気になって来ました。
1つの身体で2度生きる時代になってきたようです。
少し前までは、定年退職して10年か15年、ゆっくり旅行でもして老後を過ごせればと言われていた時代が、
今では35年も残りの人生があるのです。
社会人生活と同じ位、老後の時間があります。
その第二の人生をいかに過ごすか、が課題になってくると思います。
ゆっくり孫の世話でもして老後を過ごせばと思っていたのが、その孫さえ成人してひ孫の時代に入っていきます。
アブラハム・マズローは「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」
「自己実現欲求を満たすことが人間の究極の幸福である」と主張しています。
となると、人生の後半で自己実現の人生を歩めなければ、幸福とは言えない時代になってきたようです。
人生の前半は学校で勉強をし、社会に出て働くという生き方です。
人生の後半は会社や社会にとらわれずに、自分自身の自己実現の生き方になります。
今までの平均寿命から行けば、その時間はなかったと思います。
あっても短すぎて、なかなか自己実現できない人生だったと思います。
しかし、今は時間はたっぷりあります。
よって「自由に人生を充実させてください」と、人生の方から呼びかけられているようです。
時間はたっぷりあるけれど、かえって人生の課題を与えられたようです。
定年後の長い人生を、真剣に検討しなければならない時代に入ってきました。
生き方には、2通りのパターンがあるとか。
「現状打破の姿勢」の生き方と「現状維持の姿勢」の生き方と。
前者は「主体的」「進歩発展を目指す」「他人の利益をはかる」姿勢。
後者は「依存的」「現状に甘んじる」 「不平不満、人のせい」姿勢。
自分はどちらの第二の人生を送るのか。
人生後半の大きな課題のようです。
じゃ、また明日!