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2020年7月14日より全国販売されている、カルピスウォーター夏季限定ラベルが話題になっているようです。
それを紹介してくれた筆者の方は早速商品を購入されて、紹介してくれています。
ツイッター上ではなかなか手に入らないとありましたが、私も実物を見たくてすぐに着替え、近くのスーパーへ行きました。
が、やはり普通のラベルのものしか置いてありませんでした。
お店の方に聞くと、入ってきていないとか。いつ入って来るのかも未定のようでした。
その仕掛けとは、表面と裏面に別々の絵が書いてあり、中身のカルピスウォーターを飲み干した時、裏面のイラストが重なりあうように浮かび上がって、1つの絵のようになる仕掛けです。
飲み始めはサックスを持った女子高校生が、向こう側の誰かに手を挙げて呼びかけています。
飲み終えると、裏面のユーフォニアムを抱えたもう1人の女子高生が、入道雲をバックに、先の女子高生の呼びかけに応えている風景です。
そして、そのイラストの横には「きみの放課後が動き出す」とのメッセージが添えられています。
遠近法の効果が出ており、1枚に重なり合ったイラストから、色々な青春物語が想像できます。
吹奏楽部の女子高生が其々練習をしていて、終わった時にふと遠くを見ると、向こうも気が付いたようです。
これからどんな会話が始まるのでしょう。
それも夏の楽しい思い出です。
紹介写真では見れていますが、やはり自分が飲み干して実物の1枚になったイラストを見て、物語を想像したい気持ちに駆られます。
さわやかな放課後を感じさせるラベルで「海」「夏」「空」の3種類があるようです。
夏季限定ボトルは「高校生の放課後をもっと面白くする」をテーマにしたアサヒ飲料のプロジェクトの一環です。
ラベル会社から、ボトルの表面に巻き付ける透明のラベルがあると提案を受け、何かに使えないかと開発チームで検討し、巻きつけたラベルの反対側の裏にあるイラストが飲み終わると見えるような仕掛けを考えたようです。
私は飲料水を買う時は、先ずは中身、その次がボトル、ラベルは最後の選択でした。
時にはラベルに目が行き、手に取るときもありますが、チェックするのは中身が一番でした。
しかし今回、聞きつけたラベルだけで買いに行ったのは初めてでした。
中身より、ボトルの形より、ラベルそのものに興味があったのです。
この仕掛けの面白さは、中身を追い抜いたと思います。
私のように、普段あまり買わなくても、ラベルの仕掛けの面白さに買う人も多いと思います。
よって、すでに品切れというかラベル切れ?で手に入らないのです。
本家本元のカルピスウォーターは沢山残っているのに・・・。
物語が人の心を掴むと思いますが、今回は感動ものでした。
以前から「夏」=「カルピス」=「さわやか」のイメージが定着していましたが、
今回はそこに「高校生の放課後をもっと面白くする」物語がプラスされたのです。
となると「冬」=「ホットカルピス」の物語が出てくるかも知れません。
夏手に入れることの出来なかった人は、冬も狙うでしょう。
私も8月中旬までに手に入らなければ、そして冬バージョンが出たなら、手に入れるのに必死になると思います。
ラベル1枚でこれだけ盛り上がるのは珍しいと思います。
仕掛けの面白さが、どんどん世界を拡げてくれるようです。
じゃ、また明日!