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「環境は人を変える」というのは、ビジネス・ブレークスルー大学学長の大前研一氏の以下の言葉です。
人間が変わる方法は3つしかない。
1.時間の使い方を変えること
2.住む場所を変えること
3.付き合う人間を変えること
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
大前氏の言葉を聞く以前は「決意を新たにする」ことを繰り返していたような気がします。
しかも、毎回毎回、決意を新たにして「今年こそはやろう」「明日からはやろう」と。
しかし、実行できた試しはありませんでした。
大前氏の「最も無意味」というものを、毎回証明していたようなものです。
決意を新たにしたところで、その気持ちは3日もすれば薄れてきます。
決意を新たにして実績を作っていける人はごく僅かしかいないと思います。
なぜなら、決意よりも日常生活が勝ってしまうからです。
3つの方法にも書かれていますが、先ず時間の使い方を変えないと、新たな決意が入り込む隙間はありません。
無理に押し込んだとしても、やはり日常生活には勝てず、途切れてしまうのです。
決意より、自分を変えるための時間の確保です。
そして、その時間の確保のためには、今まで付き合っていた人の見直しです。
人間関係のお付き合いは大切です。
しかし、お付き合いで自分のやろうとしている時間を取られたら、いつまでたっても変わることが出来ません。
しかも、自分の考えは周りの人に影響されます。
いつの間にか、周りの人と同じ考えや価値観になってしまっている場合がほとんどです。
自分を変えるためには、その周りの人と違う人とお付き合いをしないと、新しい感覚、新しい考えに触れる機会はないと思います。
自分と似たような人とばかりお付き合いしていれば、それ以外の価値観、考え方はますます遠のいていきます。
そうなれば自分の価値観、考えだけでの範囲でしか判断できなくなります。
そして、これらを変えるのが住む場所を変えるという事ですが、その一番手っ取り早いのが引っ越しです。
引っ越しをすれば、住む場所も人間関係も変わるので、新しい自分との出会いもあるかと思います。
しかし、独り者で気軽にあちこち引っ越せる人は良いかも知れませんが、家族や仕事のことを考えると、なかなか引っ越しも大変です。
この「環境を変える」というのは上記3つの中で、住む所を変えるというのは大変だなと思っていました。
しかし、引っ越しではなくても、自分の置かれている立ち位置、状況を変えることでも、環境は変われるのだと思います。
今まで、甘えや依存に浸っていた場合、依存している人と離れてみる、距離を置いてみる。
すると、以前のように依存しにくくなります。
依存しにくくなれば、否が応でも自分でやらなければならない環境になってしまいます。
住む場所を変えるというのは、引っ越さなくても依存していた環境を変えるという事でもあると思います。
そうであるのなら、自分が今までやっていた環境を変える、つまり人間関係の立ち位置を変える、24時間の時間の使い方を変えるという事でも、自分が変わる可能性があることがわかりました。
毎日決意を新たにするよりは、自分の環境を変えた方が人は変わると思います。
じゃ、また明日!


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