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「言語化」というと、自分の思っていること、考えていることを言葉にする。というレベルでしか考えていませんでした。
しかし、そんな単純な事ではなかったようです。
ヤフー株式会社のマーケティング部本部長である井上大輔氏は、次の4つのことを述べられています。
①事象・具象をよく観察すること
②そこから複数の事象の共通点を見つけだし、
③話を伝える相手のことをよく理解して
④相手にわかりやすく表現する
私の思っていたように、単純に頭で考えていることをそのまま言葉にするだけではなく、
物事を自分なりにかみ砕いて相手に伝えるまでの一連の流れを指しているようです。
これを見ると、私の今までは「言語化」とは言い難いもののようです。
①事象をよく観察していなく、表面的にしか見ていなかった
②そこからの複数の事象の共通点も見つけだせていなかった
③話を伝える相手の事をよく理解せず、何とか理解してくれるだろうと相手に依存していた
④相手にわかりやすく表現するよりも、自分の言葉で、自分の言いたいことだけを伝えていた
これでは伝わるはずもありません。
正しい「言語化」ができていれば、メリットもあるようです。
私のこのblogもそうですが、最初に書き始めていたテーマからどんどんかけ離れてしまい、
何を書きたかったのかわからなくなったりする時があります。
しかし、言葉として見える形で残しておくと、自分の考えの最初から最後まで一貫してたどることができます。
そして、何度も読み返すことによって、自分の考えていたことが分かり、どうしてその結論に至ったか迄覚えていられるのです。
また、言葉に起こして視覚化することで、自分が本当は何を考え感じているのか、冷静に捉えることができるようになります。
そして原稿を何度も読み返しているうちに、不要な言葉をどんどん削り、思考の純度を高めることができます。
これは、自分の言いたいことだけに絞られ、相手に伝わりやすくなります。
言語化するということは、自分の考えの視座を高めることにもなります。
相手に伝わりやすくするには要約が必要になって来ます。
十分なインプットが行なわれば、自然とアウトプットは行われると言われますが、そのためには語彙力をつける必要があると思います。
そして文章を書くときも、新聞記事のように「いつ どこで 誰が 何を なぜ どのように」と5W1H思考で考える癖がつければ、
もう少しましな文章を書けるのではないかと、思いました。
じゃ、また明日!