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私は自分がプライドを持っているとは思っていませんでした。
何故なら、私はプライドが持てるほど、自信のある事が何一つなかったからです。
しかし、私のプライドに対する解釈が間違っていたようです。
プライドとは自尊心であり、自尊心とは「自分を優秀な者だと思う気持ち」(スーパー大辞林)。
心理学的には「自分の思想や言動や才能や仕事について自信を持ち、他からの干渉を排除する心」と書かれていました。
記載されている前半の自信はないにもかかわらず、後半の「他からの干渉を排除する心」の部分を持っていたようです。
それは、自分を尊び、自分は素晴らしい、すごい奴だ、と理想化し、思い込む事のようです。
よって、プライドとは自分で勝手に思い込むものであって、実態はなく実力も伴っていない「自分の妄想」といえるものです。
プライドを持つことで相手の意見を聞けなくなり、いつの間にか孤独に陥り、協調性のない人間だとレッテルを貼られる。
この部分の認識が全くありませんでした。
プライドを持つと現実の自分より高い自分を設定しているので、弱点を指摘されると、惨めな気持ちと同時に怒りも出てきます。
そして「自分はそんな人間じゃない」と、怒りの矛先を相手に向けることによって、プライドを保とうとするようです。
この怒りの原因は、理想化した自分と現実の自分とのギャップを受け入れられないことにあるのであって、自分の愚かさや、できていない自分を認めることによって、意固地にならなくてすみます。
プライドは不安な自分を、その時だけでも自分が優位であるという思い込みで自信もつけてくれます。
そんなプライドはなかなか捨て去ることはできませんが、生きていく上で障害にはなっても何のメリットもありません。
周りに迷惑をかけると同時に、自分の人生にも良いことは何ももたらしません。
私が自覚していなかった、不安解消のためのプライドの代わりに持つべきものは「自信」だと思います。
自信をつけるためには、謙虚に人のアドバイスを聞き、コツコツ自分でやっていく中で生まれる「自信」を付けていくことだと思います。
プライドという、理想化した妄想ともいえる思い込みを外し、本当の自分を知って、自信に繋げていく。
それが安定した自分を取り戻す方法だと思います。
「プライドの代わりに自信を!」今から切り替えていこうと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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