人は何かの目標を持てば、それがゴールだと思っています。進学なら希望の学校に合格するのがゴールです。
社会に出る時は就職するのがゴールです。そしてひと昔前なら結婚が人生のゴールだと思っている人もいると思います。
しかし、それらはゴールではなくそれぞれの入り口です。その目標の本番は、そこからが始まりなのです。それを錯覚してゴールにたどり着いたと安心してしまうので、勿体ない時間の過ごし方をするのだと思います。希望の学校に入学すれば、新しい学びに触発されるし、素敵な先生や友達にも出会える可能性があります。
就職すれば良い先輩や上司に出会え仕事以外にも人生のヒントを貰ったりもします。また、結婚も相手によってはしあわせな豊かな人生を送る事も出来ます。
残念ながら最近ではそういう人ばかりではないようですが・・・。
基本、人間の成長には人間関係が付きまとうと思います。
人は人によって成長させられ、その逆もまた可なりなのです。
人生でどういう人と出逢うかは、本当に自分の人生を左右すると思います。
人は、誰しも自分を認めてほしので承認欲求があります。誰か一人でも自分のことを見守ってくれている人がいると思うだけでしあわせな気分になります。年齢が小さければ小さいほど、親が自分を見てくれていると思うだけで、安心でき、自分の存在を自分で認めることが出来るのです。
そして、人は自分が満たされて初めて他人に目が向いてくるのです。誰かのために役に立ちたいと。
今日たまたまTVで特盛のお店というのをやっていて、4県ほどの特盛で有名なお店をレポートしていました。
海鮮丼であったり天ぷら丼であったり、チャーハンであったりブタの角煮であったり。どれも、器からはみ出し、ご飯は山盛り。そして味は非常に美味しいとか。値段も量に比べれば高くなく、これだけ新鮮でご飯も大盛りで味も良ければお客様が並ぶはずです。
お店の人に聞くと「今は何もかもが値上がりしてお米も手に入りにくくなり、お店としては非常に厳しい状況にあるけれど、お客様の驚いたり喜んでいる姿を見るのが自分たちとしても一番うれしいので、値段は上げません」と、4軒のお店の方は共通して言っておられました。
一番にお客様に喜んでもらうことが、結局は自分達の喜びとして返って来ているのです。
ここのお店の方たちは、人に貢献するしあわせを知っているのだと思います。
だから、そのしあわせが赤字覚悟でやれるところまでやる、というエネルギーを生んでいるのだと思います。
結局は、どの業界にしても人間関係が人を育てているような気がします。
先ずはお客様との人間関係。次に社員との人間関係。家族との人間関係。
それらが上手く行っておれば、人はしあわせだと思って暮らせるのではないかと思います。
じゃ、また明日!