企業でもスポーツ界でもそのトップとなる人には、先ずその人の中に理念が無ければ成功しないようです。
そして成功しない一番の理由は、トップが自分のことしか考えていない企業やスポーツ界は上手く行かないようです。
例えば会社の運営のことばかり考えて、社員の給料のことは考えていない。スポーツ選手だと、そのスポーツに人気が無ければ食べていけない場合があります。そうなるとスポーツはしたいけれど、生活が出来ないので離れて行ってしまう結果となるのです。賢いリーダーはそのあたりも考えて、いい選手が離れないようにそのスポーツを盛り上げ、注目を浴びるよう色々仕掛けを考え、人気スポーツに成長させていくのです。
よって先ず選手に大きな夢を見させて、ビジョンを語っていく。
ビジョンを語れないリーダーは、その会社やスポーツのビジョンも語れないのです。
ベテランのリーダーは今までの経験から「これをやればこうなる」というパターンを数個示し、先ずやらせてみる。やってそれがわかってくると、其々が動き出し、全体が動くようになってくるのです。
その為には「理念なくして闘争力なし」と言うように、「何の為にやっているのか」「やる事にはどういう価値があるのか」などを先ずは教えて、本人たちに気付かす必要があるようです。気付き始めると意見が言えるようになるのです。
夢を起点にどう努力をしていくのか、また、挫折した時はどのように立ち上がるのか。
トップダウンとボトムアップが一致して同じ方向に向いた時、そこに結果が出て成功に繋がるのです。
私が知っている世のリーダーの方たちは、皆さん最終的には「世のため人のため」と語られています。
「自分のため」は、仕事の出来ない人の言葉です。
如何に子ども達がスポーツを好きになって、やりたいと思ったら、いつでもできる環境を作ってあげるか。
スポーツ界のリーダーは「子どもに夢をもたせ」「失敗を恐れない」と云うことを広める信念を持っておられます。
その為にリーダーは自分の心の中に、しっかりとした幹を持つ必要があると言われます。
「理念なくして闘争力なし」とは、何のために戦うのか、何を目指して頑張るのかという明確な理念がないと、モチベーションが続かず、困難に立ち向かう力も失ってしまうというものです。
これと全く同じことを、NHKの朝ドラ「あんぱん」で医者であるおじさんが主人公たちに言っていました。
「何をしたいのか、何のためにしたいのか。それがわかるまでもがき苦しめ」と。
これは個人の生き方にしろ、企業のビジョンにしろ、基本中の基本のことで生きる本質の部分だと思います。
結局人は、生きる目的や価値観がなければ自分の進む方向さえも分からないままなのです。理念が行動力になるので、生きる意味や楽しさを感じることが自分を生きるということだと思います。
じゃ、また明日!