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人は誰しも「嫌われる」より「好かれる」方を好みます。職場でもグループでも「嫌われたくない」というのが本音で、ついついそちらに重きを置いた判断・選択をしてしまいます。

しかし、私は自分を偽る方が苦しいので、意見が違っても伝えるようにしています。その時は相手の方に「嫌われるの覚悟で言わせてもらいます」と伝えてから話ます。
これを言うと、たぶん気分を害したり、怒られるだろうなと思っても、私とその人との関係において裸の王様状態の人間関係になるのは嫌だから正直に伝えます。
それで相手から切られても、その方とはご縁がなかったということですので、納得がいきます。

しかし面白いことに、ずばり相手の嫌なことを伝えた方とは相手の考え方もわかり、より一層、関係が深まったような気がします。私の場合は個人対個人ですが、これが会社のリーダーとなった場合は、それぞれの人との関係において選択・判断を迫られるので、いつも覚悟が付きまとっていると思います。

昨今は会社においても以前での言うところの上下関係は薄れ、むしろ人手不足も相まって上司が部下の顔色を伺う場合もあります。しかし、いくら皆さん方一人ひとりの意見を聞きますと言っても、何かを決める時はすべての人の意見を聞くことなどできないので、反対や批判覚悟の上で決断していく必要があると思います。

思い返せば学校の教師でもそうでしたが、中学生の反抗期に当たる教師は、生徒のご機嫌を取る教師もおられました。勿論、厳しく叱る教師はより一層反抗されていました。よって一部の先生は何をしても言うことを聞かないので、生徒のご機嫌を取ることに決めたようです。すると、反抗していた生徒はより一層先生をバカにしていったし、他の生徒はそういう先生の姿をみて失望していきました。
結局、最初から最後まで厳しさを貫いた先生が生徒から信頼されていったのです。

企業やグループでも同じだと思いますが、否定したり反対する人は当然どこでも存在するので、リーダーという立場の人は、自分の曲げられない芯をしっかり持って、誠実に正面から向き合えばよいと思います。

昔から「二兎追うものは一兎も追えず」と言われるように、どちらにも好かれようとすれば、信頼を失うばかりです。それよりも、一貫した誠実な態度で接すれば共感してくれる人は必ず出てきます。
よって、「迎合」する必要はまったくなく、自分の「信念」を貫くことが非常に大切だと思います。

自分はどういう姿勢で臨むのかは、いつ、どのような立場になったとしても、非常に大切なことだと思います。

私は以前「万遍なくどの人も受け入れるようにしよう」と思っていましたが、それは無責任な姿勢だと思ってきました。今は、一部の人にしかできなくても、自分が接する人で共感の持てる人と、共に歩くのが一番だと思うようになりました。本当に信頼出来て共に歩ける人は、そう多くはいないのだと思います。

じゃ、また明日!

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jibunoikiru@gmail.com

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