最近になってやっと気が付いてきたのですが、自分のやる気やモチベーションはこの「現在地」「目的地」「そこに至るプロセス」が自分の中で明確にされていないと、迷子になってしまうということです。
目的地はよく聞かれたりしましたが、その時はただ漠然と目的地を言っていただけです。そこをはっきりさすのは大切なのですが、それ以上に今自分が立っている現在地を知ることも大切だったのです。現在地と目的地の2点が分かるから、どの方向に行けばよいかが見えてくるのです。
カーナビはまず目的地を入れます。カーナビは賢いので自分の車の現在地も把握しています。だから道順を教えることが出来るのです。このプロセスというのが、目的地に着く一番大事な部分で手段や行動になっていくのです。
ドライブなら車という手段だし旅行なら飛行機や電車という手段になります。そして、近道はどこなのか、あるいは桜を見ながらゆっくりと行くにはどの道なのかを選びながら行けるのです。
よって、この3つが明確になっていれば、やる気も出るし、モチベーションを保つこともできるのだと思います。プロセスが長い場合も短い場合もあると思います。しかし、先ずは現在地と目的地が分からないと、プロセスは考えられないのです。
「これを解決するためには、何をどうするか」というのが問題解決の基本だと思います。これが分かってくると、色々な問題を解決していく力が付いていくと思います。反対に、このカーナビが動かないと、自分は何をやっているのかわからず、無気力になっていくのだと思います。
企業の中の自分の場合、会社の目標と自分の目標がほぼ同じであれば、会社から与えられた目標でも自分の目標として捉え直すことが出来、やる気の中で働くことが出来ると思いますが、その目標があまり一致していない場合は、なかなか自分の目標に置き換えることが難しいので、愚痴や不満の方が多くなってくるのだと思います。
仕事に限らず人間関係でも、同じだと思います。やはり長く良い人間関係を続けようと思えば、同じ方向を向いている人でないと長続きしないと思います。自分と全く同じ考え同じ感性の人はいないので、人それぞれですが、少なくとも同じ方向を向いていれば、その違いも自分の新たな部分として認めることが出来ると思います。
自分の円と相手の円を無理に重ね合わすのではなく、重なっていない部分は、違いは違いとして認め合い、自分の知らなかった世界として、参考にしていけば、自分の円もより大きくなって力がついてくるのではないかと思います。
そのためには先ずは自分の「現在地」「目的地」「そこに至るプロセス」を自分の中で明確にする必要があると思います。
じゃ、また明日!