本日のメルマガで、「あっそうか!」と、思ったことがありました。
普通、良く耳にするのが「やればできる!」と言うものです。私もよく使っていたような気がします。
何かで落ち込んでいる人に「やればできるから、大丈夫よ!」と、無責任に言っていました。
なぜなら、その人達は実際に行動すればできる能力があると思ったからです。
しかし、この裏には「やらないと出来ない」と言う事実が潜んでいたのです。これも裏表なのです。
「やる」と言うのは行動です。行動するからその反応がわかり、結果が出るのです。たとえそれが失敗であったとしても、失敗であったという結果が分かり、結果がわかれば改善策を考えることが出来るのです。それを「やらない」のであれば行動をしないということなので、その反応や結果は出るはずもないのです。
それを「やればできるから、大丈夫」と言っても、それはその人が絶対にやってくれるという前提の話です。
しかも、仮にやったとしても100%できるとは限らないのです。そこをきっちり伝えておかないと、誤解が生じると思います。
「やればできる」と言っている段階では、実際に行動に移してやらなければ結果も勿論でないから、誰にも何も言われないし、自分自身にも逃げ道を作っているようなものです。
そして、本当に行動に移して頑張りさえすれば、自分も出来る気がするという、全く根拠のない楽観的な考えを植え付け、その言葉によって、自分ががんじがらめになってしまいます。
「やればできる」と思っている人の「やらない」言い訳を、1つ1つ潰していくと、やる方向に行くのではないかと思います。なぜなら、私自身もそうでいたが、何をどうすれば良いかがわからないのです。そしてその奥には、それをやる目的や意味が自分の中に落とし込めていないと、なかなか行動には移せないのです。
言い訳を探している間は、当然一歩も足を踏み出していないのだから、手ごたえも何もありません。これからは、「やればできる!」と言うよりも、「何のためにそれをやりたいのか」「やって何をしたいのか」など「どうすればできるか」を一緒に考えていった方が実のある話になると思いました。
これもよく耳にする言葉ですが、結局は「やる か やらない」かに尽きると思います。
じゃ、また明日!