「頭と心と体」は繋がっていると言われます。確かに心が病んでいると思考も働かなくなり、体も調子悪くなります。スポーツ系とは限りませんが、一般的には合宿をする時は、先ず座学をして、それから実践の練習に入ると思います。
「知識があるから意識出来る」と言われるように、何でもまずそのスポーツの知識としての情報を頭に入れておく。知識として知っていいるから、それをやる時に意識する事が出来るのだと思います。
それは仕事でも同じで、営業とはどういうことか、それをどう捉え、どう解釈して行動に移すのか。
この行動が営業活動にあたるのだと思います。闇雲に1軒1軒回っても、最近ではお留守の所が多いので無駄な時間になります。だったら在宅の時間は何時頃で、その時間帯に行けば話を聴いて貰える可能性がある。など、事前の情報が大切になってきます。
スポーツもそれぞれのスポーツとしての知識を得て、知識があるから意識することが出来るのだと思います。
そしてその意識したことを自分の身体を使って実践する。
実践してみると「知ってる」こと「分かっている」ことと「できる」ことは違うのだと、そこで気が付くのです。
描いていた通りに動けるのかどうかも実践してはじめて気付くことが出来るのです。
そして、「知っている=出来る」ではなかった部分は意識でコントロールし、出来るようにしていくのです。
このように意識でコントロールして出来るようになってくると、出来なかったことが出来るようになり、自分の出来る範囲が広くなってくるのです。
頭だけでは出来たことにはならないのです。いくら知識が増えて情報が増えても、実践して描いた通りにできなければ何もなりません。
その知識が自分のものになるには身体=体験を通じて、初めて自分が本当にどれだけ理解出来ていたかがわかるのだと思います。
体験を通じて知った自分が、本当の自分に気付いた時だと思います。そして本当の自分を知ることで、自分の中にある答えがわかるのだと思います。「本当は自分は何がしたいのか」と。自分の目的・目標は自分でしか答えが出せません。それがわからない段階では、いくら外に答えを求めても、得ることは出来ないのです。
聞かれた人も目標も解らないのに、どう答えれば良いかわからないからです。
例えばオリンピックに出たいという目標があれば、オリンピックに向けてのトレーニング方法を教えることが出来ます。日本一のダンサーになりたいという目標があれば、日本一になるダンスの技術を教えることが出来ます。
今までは目標を決めて、誰かに教えて貰うということがわからず、誰かに私は何をしたら良いのですか?と聞いていたと思います。知識を身体を動かして実践してみるから、自分の思考も変わってくるのだと思います。
そして、その自分自身の気付きは、頭にある事を身体を通して理解し、思考を変えていくことでしか気付かないのだと思います。
じゃ、また明日!