企業やスポーツなど、組織やチームで何かをしようとする時は、そこでの目的や方針には従う必要があります。
それに従うのが嫌な場合は一緒にプレーする事が出来ないと思います。なぜなら、イヤイヤしていてもストレスが溜まる一方だし、同僚や中間の足を引っ張る事にもなるからです。
例えば企業で今年は右に行こう!と決めているのに、自分だけ左が良い!と駄々をこねても、皆が左に行くことはないと思います。反対に皆を左に行かせるために、自分が説得することが出来る考えや施策があれば別ですが・・・。
私たち一人1人は自分で判断・選択することが出来るし、スポーツなどはボールが来た瞬間に、自分で判断・選択をする必要があります。その時の判断・選択は自分1人が何かをする時の判断・選択ではなく、チームの目的・目標に則した判断・選択です。
よって、自分1人が勝つための個人プレーではなく、チームが勝つための個人プレーになると思います。
例えば点数で言えばチームが6人だったとしたら、1人が6点入れれば合計6点です。2人が3点ずつ入れても合計6点です。3人が2点ずつ入れても合計6点です。6人が1点ずつ入れても合計6点です。
全体のレベルを上げる事を考えた時、1人が6点入れるのと、6人が1点ずつ入れるのと、その後の全体のレベルアップを考えたら、どちらが成長しやすいかと言えば、後者の6人が1点ずつ入れる方だと思います。なぜなら、レベルを上げようと思えば1点ずつしか入らなかった6人が頑張って2点ずつ入れられるようになれば合計12点です。これと同じ点数を入れようと思えば1人だと自分1人で12点入れなければならないという事です。
となると、この1人にどんどん負担が掛かり、後の5人は逆に成長するチャンスが無く、ただこの1人を眺めているだけになります。個人プレーとチームプレーの違いはここにあると思います。企業で言えば車を1人で6台売るのと、6人が1台ずつ売るのとではどちらが可能性が高いかです。これが1人2台ずつ売るのと1人で12台売るのとでは、どちらが可能性が高いかです。
出来る人が出来ない人をアシストして各人が出来るようになれば、全体の、可能性はもっと伸びていくと思います。反対に1人ではどんなに頑張っても限度があると思います。
ジグソーパズルは全部のピースが埋まった時に1枚の絵が浮かびあがります。同じ1つのピースが集まっても絵にはなりません。ジグソーパズルの作者が今度はこういう絵を作りたいと目標を定めるから、1つ1つのピースが生まれるのだと思います。
よって一人1人は1つのオンリーワンのピースであり、全体の中の1つなのです。自分が好みではない絵なら、好きな絵の中に入れてもらえば良いのです。それらを判断し選択するのは自分自身なのですから。
組織でやって行くという事は、ワンマン社長の所は別として、一方的な指示に従うというのではなく、目的を共有した上での意思伝達です。「自立と協調」このバランスを取りながら、自分と言うものを確立させることが出来るのが、本当の意味での自立だと思います。
じゃ、また明日!