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人は不満や自分の思い通りにならないことは直ぐに口に出ます。しかもその原因は他者にあると決めつけたように。「だれだれが悪い」「だれだれのせいだ」「環境が悪い」「準備が整ってない」など、人のせいのオンパレードです。

しかし、人のせいにするのは誰でも簡単にできることです。それでその不満が解消できるのかどうか、その問題が解決できるのかどうかだと思います。私も以前は人のせいにするだけでした。しかし、それでは自分を正当化しているだけに過ぎず、何の解決にもなりません。

自分の不満を解消したいのなら、人のせいにすると同時にその解決法を提示するべきだと思いました。なぜなら、人のせいにするのは言い換えれば「自分なら出来るのに」という自己評価が高いからだと思います。そうであるならば、自分ならこの問題をどう解決するか。その解決策を具体的に提示するのが本当の批判だと思います。

人のせいにする人は、批判している人がやっている半分もしていないことが多いです。しかもその背景を知りません。自分のせいにされている人は、本当はもっとやりたいけれど、組織の中や人との繋がりの中に於いては、思うように出来ないのが常だと思います。

よって、背景の事情も分からず、表面に出てきている現象だけでとやかく言うのは、間違った事しか言えていないと思います。背景の事情が分かれば見方も変わる可能性があります。色々な事情を知れば知るほど、何も言えなくなるかもわかりません。表面だけを捉えて批判したり人のせいにすることは、意味の無いことだと思います。

人のせいにする人は、自分が出来ていると思っていますが、自己評価と他者評価の間には、かなりの差があります。よって、自分の行動を振り返る必要があると思います。SNSでも「いいね」の数が多いほど人気があり、内容が優れているかと言えば、そうでもありません。自分が「いいね」を押しまくっているから、そのお返しで付いている場合もあります。よって、数よりもどのような人が「いいね」をしてくれているか、質の問題だと思います。

そもそも人を批判したり人のせいにする人は、その前に自分を振り返る必要があると思います。自分が何をどれだけやってるのか。自分は評価に値する行動を取っているのかどうか。一度振り返る必要があると思います。自分自身がどれだけ他者と比べて、深く考えて行動しているのか。その上で人のせいにしたり人を批判したり出来る自分か、判断した方が良いと思います。

自分の行動を振り返った時、どれだけ自分の言動に対して自分は責任を取って来たのか。或いは責任を取る覚悟があるのか。それも必要だと思います。最近芸能人の人でも、人前に出る仕事だから何を言われても我慢する。という風潮から、それは間違いで悪いものは悪い。という事で、告訴する人が増えて行っています。

ある人はつい最近、SNSの誹謗中傷を許してはならぬと徹底的に調べて行き、少しの手がかりから会社名が分かり、そのコメントに返信しました。そのことにより、それなりの大きな会社だったのでその社員の誹謗中傷が分かり、会社から解雇された例もあるようです。

人のせいにしたり、誹謗中傷をする人は、先ずは自分の行動を振り返って、自分が人に対して言えるだけの事をしているか、自覚する必要があると思います。

じゃ、また明日!

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jibunoikiru@gmail.com

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