問題解決と課題解決は明らかに違うのに、私の中できっちりと区別出来ていませんでした。しかし、昨今ポータブルスキルなどで、「課題解決」の力が必要とされてきました。
大切なのは、問題が起きた時に起きている事象に目を奪われるのではなく、先を見据えて課題に注目する事だとか。確かに私のような凡人は、今何か起きている目の前の問題を解決しようとします。その問題が解決しないと前に進めないと思ってしまい。その問題に集中してしまうのです。
しかし、目の前の問題を対処的に解決したとしても、根本的な所が解決出来ていなかったら、また同じような事が繰り返されるのです。そこに気が付かずに、目の前の問題がそれなりに解決したように思えば、それで終わりとなってしまっています。
いじめ問題がなかなかなくならないのも、表面的に終わらそうとしている姿勢が問題であり、いじめが起きた時にどう対処するかという、根本的な課題に全く手が付けられていないのだと思います。文科省がいくら紙切れを回したところで、それが実施されなければ、課題解決どころか問題解決にもなっていないのです。
本当は、その問題の中には解決しなければならない課題があるのです。その課題を解決せずに放置したままだと、また同じ問題が起こってしまうのです。結局は、問題の問題は課題解決だと思います。
課題とは、目的達成や目標達成のために解決すべき事柄です。一番の大本は目的達成です。それに向けての課題解決だと思います。よって、問題解決と課題解決は違うのです。
問題解決が傷テープを張るようなものなら、課題解決は手術のようなものだと思います。目の前のトラブルや障害を一時的に取り除くだけでは根本問題は解決せず、やはり、目的達成、目標達成のための障害になっているものを解決する必要があると思います。
問題解決と課題解決の区別を見極め、その解決する力が非常に大切だと思います。ここの部分がきっちりと出来ていなければ、課題解決どころか問題解決さえも出来ないと思います。
私自身も課題を解決できる力を身に付けたいと思います。
じゃ、また明日!