一般的にキャリアというと、役職や肩書などの職業経歴や、経験、などを指すのだと思っていました。しかし、それは違うようです。なぜなら、それだとベクトルが自分に向いているからです。本当の意味でのキャリアは「相手」にベクトルが向いたものであり、役職や肩書や環境を「結果をもって変えること」のようです。
真のキャリアとは「自分が成長する事で、周りの人達に良い影響を与え、組織全体がより良い方向に向かうこと」だとか。キャリアの本質は昇格や転職と言った「外見」ではなく、その過程で何を学び、どのように人や組織に貢献したかという「プロセス」に宿るのです。と、書かれていました。
私もプロセスを大切にしたい方ですが、昔少し教えて貰ったその方は、結果がすべての考え方でした。確かに結果がモノを言うし、結果で判断されます。しかし、結果だけを追求すると、どんなやり方でも良いから数字を上げるという考え方になり、それでは組織を考えた場合には上手く行かないような気がしていました。
現在は起業が増えてきたので、会社としての組織はあまり関係ないかも知れませんが、1人でやるなら尚更プロセスが大切だと思います。なぜなら、数字を上げるための接客なり人間関係であるならば、人は付いて来ないからです。人が付いて来ないという事は、その結果は出てこないのです。最初は義理でついて来たとしても、結局は直ぐに離れてしまうのです。
よって、周囲と協力し価値を生みだし続ける人がキャリアを積み重ねていくのです。そして、その間に積み重ねた経験やスキルは後に花開くことになり、結局はリーダーとして活躍できるのです。
世の中が変わりつつあるような気がしているのですが、これからは価値を生みだし続ける人が必要とされると思います。
武田信玄の言葉に「人は石垣 人は城」というのがありますが、「企業は人なり」というのと同じだと思います。人が石垣や城となる為には、やはり愛情を掛けて信頼して育てなければ強い城にはなりません。最近の業績を上げている会社の社長さんたちに共通しているのは、お客様と社員に愛情を注いでおられます。お客様や社員への愛が業績UPに繋がって行くのだと思います。
愛が無ければ望む結果は得られないようです。
じゃ、また明日!