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私たちは今いる場所の居心地が良いと、そこを動こうとはしません。なぜなら、自分が安心できる範囲を無意識に設定しているからです。どこのお店に行けば何が出来るかもすべて把握しており、2軒あるお店のどちらに行けば良いのか。歯医者さんは何処で、目医者さんはここ。食料品は何処が安くて新鮮なのか。こういった情報が一杯頭の中に詰まっているので、動く必要が無いのです。

しかし、人が成長するためには、安心出来る範囲を越えてちょっぴり背伸びするのが役立ちそうです。人の成長に欠かせないのが経験です。まだ経験していないことに挑戦する。これが一番の早道のようです。なぜなら、新しいことの経験というのは、知らなかった世界を知り、自分の許容範囲が広くなることだからです。

昔から「かわいい子には旅をさせろ」というのも、まさしく、旅を通じて新しいことが経験できるからです。何か新しいことを経験するというと、大それたことのように思いますが、そんなに堅苦しく考えなくても、昨日までの自分がやっていなかったことをやるだけでも、その人にとっては新しい事になると思います。

例えば人見知りで、誰とも話をしたことがない人が、思い切って自分から挨拶して見る。挨拶をするだけでも精一杯でも、何とか声を出して挨拶してみる。すると相手も挨拶してくれる。それだけでもその人にとっては、新しい経験なのです。それを毎日続けていると、挨拶が苦にならなくなって、一言二言でも、返事が出来るようになってくるのです。

そういう小さな積み重ねから段々と経験を増やせば、自分に自信が付き、次またもう少し今まで出来なかったことに挑戦できるようになるのです。人それぞれ進むぺースも違うしレベルも違います。よって、人と同じような事をしなければならないと思うのではなく、昨日の自分と比べて今日の自分は何をするのかと考えていけば、少しづつ自分の苦手な部分が解消していくのではないかと思います。

そして、もう少し成長してみたいなと思うのであれば、自分が今いる安心できる範囲を越えて、背伸びして見るのも成長を役立てる1つだと思います。自分が少しでも興味を覚えたら、知らない分野であっても兎に角ダメ元でやってみる。やれたらやれたで自信がつくし、出来なかったら何処が出来なかったかが具体的にわかるので、いずれにしろ学ぶことが出来るのです。

硬かったふくらはぎも、最初は1cmも背伸び出来なかったものが毎日少しずつ出来るようになり5cm、6cmと出来るようになってきます。それと同じで、背伸びすることで、これまで見えなかった世界が見えるようになり、出来なかったことが出来るようになっていき、人生の可能性が広がっていきます。

自分を成長させるのは、他でもない自分自身なのです。自分が思い切って背伸びをし始めることが、あらたな自分との出逢いの始まりになるのです。

じゃ、また明日!

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