「すべては繋がっている」というのは耳にしたり目にしたりします。この「繋がっている」とはどういう事なのかをはっきり認識していませんでしたが、何処までを「自分」の意識として捉えているかという事のようです。それは、自分というのは、「自分」のことだけなのか。相手のことまで「自分」なのか。或いは社会のことまでか、地球までのことなのか、はたまた宇宙のことまでが「自分」のなのか。
その範囲を決めるのは人それぞれですが、最終的には「すべては繋がっている」と感じることだと思います。感じると言うのは身体で感じているという事です。例えば私たちは歩いていても風を感じたり、太陽の光を感じたりします。そんな時、一瞬でも風と一体になったり、太陽と一体になったりすると思います。それは考えて出来ることではなく、やはり感じることなのです。
若い頃は自分中心で自分の世界しかありませんでした。しかし、段々と自分中心から相手も含んだ世界、家族を含んだ世界、社会を含んだ世界と、拡がって行きます。そうすると、自分の中の世界が日本だけではなく、世界、地球、宇宙と広がっているのです。
自分の意識が自分だけはなく、相手を思いやり共存を目指す。そうなると相手と繋がっていくのです。それがもっと広がると、日本に繋がり、地球と繋がる。地球と繋がるというと、地球温暖化など地球レベルでの発想になってきます。今、自分はどのレベルに生きているのか、それを考える必要があると思います。
自分の行動や考え方が、地球全体にどのような影響を与えるのかを考えて、責任を持つことが大切になってきます。些細な事のようでも、マイ箸やマイ袋をいつも持ち歩くことも、自分の地球に対する行動だと思います。それが自分の行動に責任を持つといわれたことの1つだと思います。
繋がりを考えた時、一人1人がそういった些細な事から行動につなげていけば、その波紋が地球全体に広がって、温暖化や戦争を押さえることが出来る可能性はあると思います。自分が枠の外に生きていれば、いつまで経っても「共に」の意識は生まれてこないと思います。
自分は自分だけではなく、家族とも同志とも会社とも繋がった社会の中の一員であると自覚したとき、自分自身の力で気付き、行動することが出来るのです。そこには無限の可能性が隠されており、明るい未来が待っているという事だと思います。それを感じることが出来たなら、自分が生まれて来た意味も感じることが出来るようになるのではないかと思います。
私たちは外観の変化は割と簡単にできます。しかし、内面の変化はなかなか変わることは出来ません。しかし、何か自分にとって衝撃的な事が起こると、内面の変化に気付き始めるのではないかと思います。それは何か出来事があった時も、自分はどちらを選択するか。その選択の違いが意識の進化に繋がるかどうかになって行くと思います。
想いやりや繋がりは自身の力で気付き、行動へと進化していくものだと思います。私たちは自分の中に無限の可能性を持っています。その可能性を如何に希望へとつなぐことが出来るのか。それが意識の変化だと思います。
じゃ、また明日!