周りを見てみると、「即断即決、即実行」が出来る人は羨ましいです。いつ休むのかと思うほど、次から次へと片付けていき、それもいい加減にするのではなく、きっちりこなしていく。どうしてそんなに即実行ができるのかと思います。
頭ではやった方が良いと分かっているのに、現実はやれていない。そしてセットのように「やろうと思っていたのだけれど・・・」が付いてくる。「即断即決、即実行」が出来ない理由として、どうすればいいのかわからない時に止まってしまうのです。もう1つは上記にように、本当はやった方が良いと分かっているのに、それに向き合いたくない時です。
どうしてよいかわからない時は、何が大事で何が問題かがわからないので、何を決めてどう動いたら良いかがわからないのです。そんな時、信頼できる人がいればその人に聞くことも出来るし、相談に乗ってくれることもあります。向き合いたくない場合は、本当はわかっているけどそこには目を向けたくないからです。
その場合は何もしない方が楽なので、何もしないで目をそらしています。しかし、その瞬間は楽かも知れませんが、後から大きな問題になる可能性が潜んでいます。その時にやっておけば何事も無かったのに、実行が遅れて手遅れになってしまい、後悔する事になるのです。つべこべ考えずに、状況を直視して本気で考え、何をすべきかを整理して対処していけば、後の祭りにはならない可能性があると思います。
どうせやるなら、即やればいいことだと分かっているけど、即やれないのも事実です。やるべきことを先延ばしにすると、良いことは何もおこりません。即実行できないのは、ためらったり、迷ったり、躊躇したりすることに価値や意味は全くなく、時間の無駄があるばかりです。
「即断即決、即実行」出来る人は、明確なビジョンを持ち、いつも全体を見ている人です。そして、これがダメな時はこうすれば良いと、あらゆる可能性を考えてその手立ても持ち合わせている人です。そういう人達は基本のことが身に付いているので、いつでも対処できるのです。
そして時間というものを効率的に使っています。ダラダラする時間などは全くなく、新幹線や自動車の移動の時はその時間にやるべきことをこなしています。移動時間が仕事の時間になるのです。私などは移動時間は休息の時間、景色を眺める時間になるのですが、そこに差があるのだと思います。
「即断即決・即実行」が直ぐに出来る人は、大概チャンスをものにしていっていると思います。なぜなら、迷っている間に他の人にチャンスを奪われる可能性があるからです。私も振り返れば、自分が手にしたものは「即断・即決、即実行」をしたときでした。ほんの数分の差で自分のものになったのです。
こう考えると「先手必勝」も「即断・即決、即実行」も、元々の自分のビジョンに照らしわせて判断することが出来るのだと思います。考え方が甘いと甘い判断しか出来ないし、即決も迷ってしまいます。自分の生き方、仕事の仕方などがはっきりしており、時間を効率的に無駄なく使えると言う事は、「即断・即決、即実行」の出来る人だと思います。
じゃ、また明日!