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10年と言えば長いようでも、あっという間に訪れる月日だと思います。

あるメルマガで落合陽一氏の「2030世界地図帳」という本が紹介されていました。
それによると、
日本は国民の3分の1近くを65歳以上の高齢者が占め、「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者となり、全人口の2割に達するとか。
今でも我が家の周りには70代、80代の方が多く、空き家も増えて行っています。
 
産業に於いてはインドやアフリカのIT関連企業が進出し、インド南部の都市バンガーロールは「インドのシリコンバレー」と呼ばれているそうです。
日本でも1975年以降、パーソナルコンピューターが出始め、起業をやり始めた方のお相手は皆インドの方でした。
そして当時から「インドは進んでいる!」と聞いていました。
これからの「世界」について考える上で重要な1つが「SDGs」です。(Sustainable Development Goals)
これは「持続可能な世界の実現の為に定められた、世界共通の目標」のこと。
つまり、今現在生活している私たちの要求を満たし、かつ、将来の世代が必要とする資産を損なうことのない社会のこと。
2010年の国連サミットにおいて全会一致で採択され、2030年の達成を目標としています。
来年は2020年、国連サミットでの全会一致目標の半分の年月は過ぎ去ってしまいました。
残るあと10年で100%達成できるのか疑問です。
9月23日の国連「気候行動サミット」でスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16歳)が、
「若者たちはあなたたちの裏切り行為に気付き始めている。私たちを失望させる選択をすれば、決して許さない」
と、訴えたのは、将来世代への社会保障としては当然の訴えだと思います。
折りしもローマ教皇が来日中です。
長崎(爆心地公園) 広島(広島平和公園)で平和を願うスピーチをされました。
そこでは「複雑で困難な持続可能な開発のための2030アジェンダ(行動計画)の達成、すなわち人類の全人的発展という目的を達成する為にも、真剣に考察しなくてはなりません。」
「責務には、私たち皆がかかわっていますし、全員が必要とされています」と、訴えかけています。
38年ぶりの教皇来日というチャンスに、
安倍首相は「核軍縮や気候変動などの国際的な課題に対する連携を強化する」などを確認しました。
フランシスコ教皇は「広島と長崎に投下された原爆によってもたらされた破壊が、二度と繰り返されないよう阻止する為に、必要なあらゆる仲介を推し進めてください」と述べられました。
政府は10年後、核廃絶を保障する自信があるのでしょうか。
そして、その政治家を選ぶのも私たち1人一人の責務にかかわっていることを、忘れてはいけないと思います。
じゃ、また!


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jibunoikiru@gmail.com

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