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またやってしまいました。本日手元に届いた本と、本棚の中にある本が同じであったのです。
本棚にある本は、その時の自分にはまだ早いけれど、いつか役に立つ時が来るだろうと思って購入していました。
時が経ち、必要に迫られて買ったのが、本日届いた本でした。
同じタイトル、同じ著者、同じ想丁。紛れもなく同じ本です。
「同じ」という事を考えた場合、2冊あるからと1冊を誰かにプレゼントした時、その1冊の本はもう私の本ではなく、プレゼントした人の本になります。
そう言う時、その本は私と同じ本と言えるのでしょうか。
私の本の中には、著者がサインをして下さった本があります。
そのサイン入りの本と、タイトルも想定も同じ本は、同じ本と言えるのでしょうか。
私はサイン入りの本は私の本ですが、同じタイトルの本であってもサインが入っていなければ、同じ本とは言えないと思います。
そうなると何をもって同じと言えるのでしょうか。
例えば、毎朝8時発の同じ電車に乗って通勤します。
この電車は毎日同じ電車と言えるのでしょうか。
昨日乗った電車は車両点検の為、今日は別の電車かも知れません。
しかし、同じ車体、同じ色、同じ時刻の発車であれば、私たちは同じ電車だと思ってしまいます。
何をもって同じとみなすかは、答えが違ってくるようです。
時と場合によって「同じ」は変化し、答えは違ってくるのです。
同じ物を見ていたり、同じことについて話していても、
自分の価値観や判断基準によって、その見え方や答えは違ってくるものだと思います。
よって種類の違う「同じ」について議論をしても、話がかみ合わないのは当然の事だと思います。
今迄何気なく、同じこと、同じ物について話していたつもりであったとしても、
其々の価値観や判断基準によって、違うこと、違う物について話していたのかも知れません。
よって、何をもって同じとみなすかは、大切な事だと思います。
今まで意識もしなかった「同じ」について、これからはもっとよく考えなければと思います。
じゃ、また!