私は若い頃は理想主義だとよく言われました。
自分的には別段理想主義を掲げている訳では無かったのですが、
人から見れば理想を言っていたようです。
今から思えば、「こうあればいいのにな」というのが先に来て、
それが「こうあるべき」に変わっていったような気がします。
よって、現実からその理想に辿りつくまでのしんどさを考えていなかったのです。
しかし、やる前から想定できるしんどさを考えていたら、現状維持しか選べません。
夢や理想は、近づくことに意味があると思います。
その過程での経験が色々と自分の身に付いて、人間力が深まるのだと思います。
理想と現実のギャップが葛藤を生み、その葛藤を乗り越えれば
次のステージに上がるような気がします。
また、その「葛藤」をどう捉えるかにもよると思います。
皆が反対するから無理なんだろうなと、そこで諦めてしまう場合と、
反対されても「目指すべき自分」に向かって、ただひたすら歩み続けるのか。
大いに迷う所です。
「葛藤」は現状から見て否定的に落ち込むものではなく、
未来に向かって、努力し続けるものだと思います。
理想と現実のギャップがあるから、努力するチャンスがあるのです。
理想に近づけるにはどうすれば良いのか。
夢を実現するにはどうすれば良いのか。
人生の豊かさは「自分の夢をいかに実現できたか」だと言われます。
その夢というのは、自分だけのことではなく、自分という存在が
世の為人の為に繋がった時に、人生が豊かになるのだと思います。
人は自分だけの為など、その喜びはちっぽけなものです。
しかし、誰かが喜んでくれた、お客様が喜んでくれたとなると、
その喜びは自分の人生を豊かにしてくれます。
その喜びを手に入れるには、自分の理想を描き、その理想に向かって
ただひたすら歩み続けることだと思います。
自分の理想は自分の生きる目的でもあると思います。
毎日を活き活きと生きれると云うことが若さを保つ秘訣でもあり、
自分のしあわせでもあるのです。
その為なら、理想主義と言われても大いにありがたいことです。
理想を捨てて、人生最期に悔やむのか、
理想を追い続けて、活き活きと生きるのか。
それがその人の生きざまだと思います。
私は「理想」や「夢」が人生を豊かにする、と思いたいです。
じゃ、また明日!