win-winとは、「7つの習慣」によれば、すべての関係に於いて
常に相互の利益を求める心と精神のことです。
そして、お互いに満足できる合意や解決策を打ちだすことです。
それは人生を「競争」ではなく「協力」という捉え方だと思います。
よって、其々が考えている案の押し付けではなく、
全く新しい第三の案の存在を信じることであります。
相手や自分の考えに固執することなく、
もっとより良い方法があるはずだと確信することに繋がります。
win-winを考えるには、他の人と相互に学習をし、相互に影響を与え、
相互に利益を得る姿勢が必要なようです。
その為には大きな「勇気と思いやり」が必要になってきます。
それは、自分の気持ちや信念を相手に伝える勇気と、相手の気持ちや信念を
尊重する思いやりのバランスから成り立ちます。
勇気と思いやりは、ただ優しいだけではなく時には厳しさも必要になってきます。
相手の話を聴いて、感情移入をするだけではなく、それと同時に勇気をもって
自分の立場を主張することも必要になってきます。
そして、その土台というのが信頼関係だと思います。
なぜなら、信頼が無ければ、相互の理解は得られず、本当の創造力を発揮
することが出来ないからです。
信頼関係が出来ているからこそ、本当の自分の立場、考えを相手に伝えることが
出来るのです。
お互いの意見や立場を理解するから、より優れた第三案を相乗効果によって
見つけることができるのです。
感情移入とは、相手の考え方に立ち、相手の立場から物事を眺め、
相手が見ている世界を見ることです。
そして、相手の気持ちを感じ取ることです。
相手にただ賛成することではなく、感情的にも知的にもその人のことを
正確に理解する事です。
相手の頭と心の中をありのままに見て、ありのままに理解しようとするから、
相手の本当の想いを聴くことができるのだと思います。
よって、相手にとって何が本当に大切なのかを理解することができるのです。
相手を理解するという事は、相手を癒す力にも成り得るのです。
私たちは日頃、言葉だけで相手を理解しようとし、理解したつもりになっています。
しかし、その程度なら相手はなかなか心を開いて話をしてくれません。
自分が真摯な気持ちで、本当に相手を理解したいという想いで聴くから、
相手も心を開いて話をしてくれるのだと思います。
人の言葉を深く聴くようになれば、同じだと思っていたことも、
ものの見方に大きな違いがあることに気がつきます。
この違いこそが新たなものを生み出す宝なのかも知れません。
じゃ、また明日!