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ゆるくて甘い私は完璧主義できっちりやって行かなければ、その甘さが抜けないのでしょうが、完璧主義にはなれません。
どうしても、より良い自分の積み重ねである最善主義になってしまいます。
「白か黒か」「100点か0点か」それを突きつけられたら、0点でしかあり得ないのです。
なぜなら、自分の100点と他人の100点は違うから。
しかし、成果というものは自己満足ではなく他者評価であり、自分がいくら100点のつもりであったとしても、他者からすれば、完璧でなければ評価に値しない。と、いう事になってしまいます。
このblogを書いている今「24時間テレビ42愛は地球を救う」の放送時間が終わりました。
今年は4人でマラソンをつなぐということで、24日から其々が走り続けていました。
しかし、最後の”いとうあさこ”さんは42.195kmを完走してゴールに辿り着いたのは、20時58分。
TV放送は20時54分で終了でした。
テレビ局側からすれば、或いは完璧主義の視聴者から見れば「今年はゴールが間に合わなかった」という評価になるのでしょう。
そこで「放送時間には間に合わなかったけれど、4分遅れでゴール出来たから素晴らしかった」という評価は「甘い!」という事になるのでしょう。
評価は「あと4分早くゴールできれば、完璧で華々しいフィナーレで終われたのに」と。
私は「100点の放送結果」よりも「4分遅れのプロセス」を評価したいです。
なぜなら「100点の放送結果」はそれで完成です。その後は多分、42.195㎞を走らないでしょう。
しかし「4分遅れのプロセス」は次に繋がります。リベンジしたい気持ちに繋がります。
次の目標は4分縮める事。もしかしたら、4分以上縮める可能性もあるのです。
そうなれば101点、102点の結果を出せる事にもなります。
その可能性を伸ばす方が、私は価値がある事のように思います。
オリンピックでも「メダルを取れたか、取れなかったか」「金だったのか、銀だったのか」「メダルの数は30個なのか50個なのか」
これらは本人にプレッシャーを与えるだけです。
最近のアスリートが強くなって来たのは、目標は「完璧」であるけれど「完璧でなければ評価はゼロ」というのではなく、いつも最善を尽くし、いつでも最善の力が出せるような指導をしているからだと思います。
私も、いつも最善を尽くし、いつでも最善の力が出せる人間になれるよう、道のりは遠くても日々修正していきたいと思います。
じゃ、また!