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人はよく「ないものねだり」をします。
子どもなどは特にそうで、ミニカーでもぬいぐるみでも自分の好きなものを
すでに持っているのに、別のものが欲しくなるようです。
特に友達が持っているものは良く見えて、それが欲しくなるようです。
おもちゃ箱にはすでに沢山のミニカーやぬいぐるみが入っているにも関わらず、
です。
お店でもそうです。
お客様が少ないと、店主は「暇だー!」と、つい呟いてしまいます。
しかし、全くお客様が入っていないかというと、何席かは埋まっているのです。
多分、この店主はいつも満席の状態を描いており、数人のお客様が入れ替わり
立ち替わり入っていたとしても、満足はしていないのだと思います。
しかし、客側からすれば、誰も入っていないお店に入った時、にこやかに
「どうぞ、ゆっくりして下さいませ」と言って、お茶を注ぎに来てくれたりすると、
味が良ければまた来ようかなと思うものです。
それを、料理を出したきり店の奥に引っ込んでしまって自分達だけにされると、
何だか早く食べて早く出ようと、思ってしまいます。
目の前のお客様にどれだけ目を向けているかによって、
そのお店の印象は違ってきます。
店主は空席に目を向けるか、座っているお客様に目を向けるか。
それによって、お店の雰囲気は全く違ったものになると思います。
不足の方に目を向けると、愚痴になったり、無いものねだりが充満します。
しかし、たとえ少なくても「ある」方に目を向けると、
ウチのお店によくきて下さった、とお客様に感謝の念を抱き、
より美味しいものを作ろうと一生懸命になると思うのです。
そうすると、そのお店は段々と満席になって行くようです。
現実社会でも、収入にしろ仕事にしろ、パートナーでさえも、
もっと自分に適したものがあるのではないかと探そうとします。
年収が300万円の収入なら500万円の所に行きたい。
今の仕事より、もっと楽な仕事に就きたい。
今のパートナーよりもっと素敵な人がいるかも知れない。
これらは「今ないもの」を求めている状態だと思います。
次の目標として求めるのは否定しませんが、それ以前に
「今あるもの」に目を向けているかどうか。
今一度考える必要があるのではないかと思います。
年収が300万円なら、300万円でも心豊かに暮らせていることに、
目を向けるべきだと思います。
私の知っている人はそれなりの年収があり、むしろ余裕で暮らせるのに、
毎朝、タクシーで出勤です。
朝は子どもに手がかかるからとのことです。
そして夜もタクシーです。
子どもを乗せて帰るからと。
それなりの距離なので、月額かなりのタクシー代です。
そして口癖は「お金がない!」です。
確かに大変なのはわかります。
しかし、同じような子どもを持っている人でも、皆さん交通機関を使っています。
自分の収入に見合った生活の仕方というものは、考えられると思います。
よって自分の意識次第で「ないものに目を向ける」か「あるものに目を向ける」かに
なって来ると思います。
そしてそれは、自分の生き方に繋がってくるのだと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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