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最近、会社というものも変わりつつあるなと感じます。
独断的な感覚でいうと、変わらないのは公務員関係ですが、というより、
「変われない」と言った方が良いのかも知れません。
一般企業では、役職者が世代交代して若返ってきた所は、やはり変化があるようです。
起業にしても、以前勤めていた時に嫌だったことを、
自分が社長になってどんどん自分流に変えて行っている。
やはりそういう方は社会の流れを読む力があるし、何より社員を大切にされています。
そして社員も楽しんで働いているし、どんどん自分の意見やアイデアを述べる雰囲気が
あります。
反対に旧態依然としたところは、役職者が数字を管理し、クレーム対応からシフト管理、
業種にもよりますが、施設管理が仕事になっています。
今の若い世代は、会社とは時間内だけ働いてお給料を貰う所と割り切り、
あとはプライベートの時間を大切にするとか。
そして、残業代が出ないのであれば働く必要がない。
と、TVのインタビューで答えていました。
サービス残業は悪しき風習だと思いますが、仕事の楽しさを感じられないのは
残念だし、勿体ないなと思いました。
プライベートの時間には仕事の楽しさを感じることは出来ないと思うし、
お給料のための勤務時間は束縛にしかならないし。
当然、仕事に対する楽しみや喜びを感じることが出来ないまま、
終わってしまうのかなと思ってしまいました。
本来、仕事の中には喜びがあると思います。
それを端から割り切るのは、仕事から学べるチャンスを捨てているようで、
勿体ないなと思いました。
本日の「新プロジェクトX」は、国宝・薬師寺東塔の全解体修理に挑む
職人のお話でした。
1つ1つ丁寧に解体していく中で、表からは見えなかったものが
解体と同時に見えて来る。
1300年前の工人(職人)のやり方や、その人がどう思って
当時その仕事をやっていたかを感じて、気付かされる。
そして自分達もまたそのやり方のまま、後世に伝えて行く。
仕事の中には、生き方、在り方が含まれると思います。
そう思えば、言われたことを言われた通りにやり、予算や数字に追われるだけなら、
そこには仕事に対する喜びも無ければ疲弊するしかないのだと思います。
そして、若い世代はその先輩の姿を見て、昇進などしたくなく、
割り切って働く方が自分の為だと思ってしまうのです。
役職者の人達は自分達も言われた事を言われた通りにしてきたから、
役職者になれた場合もあるので、それを守るだけとなってしまいますが、
本来、役職者の仕事には新しい流れを作るというのもあると思います。
よって、今迄の悪しき流れを断って、新し流れを作る仕事をしなければ、
いつまで経っても、仕事の面白みなどわからないと思います。
役職者は一度立ち止まって、今までの仕事の流れで良いのかどうか、
チェックする必要があると思います。
そうでなければ、宮大工の人が1300年前の人と対話ができたように、
或いは、本を読めば100年前の作家と対話ができるように、
時空を超えた繋がりの面白さを、感じるチャンスを失うような気がします。
願わくば、義務的に働くのなら、最初から自分がより楽しめる所を
選択できればと思います。
じゃ、また明日!