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「なぜ」シリーズになってきそうですが、以前の続きを。予測に基づかない「なぜ」は3つあります。

①相手から情報を引き出す「なぜ」
 就職活動の面接で「なぜ君は高校時代野球部に入っていたの?」と聞かれる時がある。
 これは「サッカー部やバスケット部もあるのに、なぜ野球部に入ったの?」と、
 野球部を選んだ理由を聞いています。
 応募者が「甲子園で活躍する先輩を見て、憧れたからです」や
 「運動クラブの中で、この学校では野球部の練習が楽そうに見えたからです」と、答える。
 これらは応募者の性格や価値観を引き出すための、問い掛けなのです。
 返事によって、相手の性格を判断しているのです。
②自分の怒りを相手に伝える「なぜ」
 会社では部下がミスをした時、上司はミスをした事に対して説明を求めている訳ではないのです。
 なぜなら部下が理由を説明しようとすると「言い訳するな!」と言って、黙らせます。
 ここでの「なぜ」は怒りを伝える手段としての「なぜ」になるのです。
③相手に気付かせる「なぜ」
 子どもがいたずらをした時、母親が「どうして(なぜ)こんな事をしたの?」と、優しく語りかける時は、
 本人がやってしまった過ちに自分で気付いて貰いたいからです。
これら3つの「なぜ」は、相手から何かを引き出したり、自分の怒りを伝えたり、相手に気付かせるための、
いわばコミュニケーションの「なぜ」だったのです。
今迄は「なぜ?」と問われれば、その質問に答えなければならないという、プレッシャーが先に立ち、
コミュニケーションの「なぜ」だとは思っていませんでした。
コミュニケーションの「なぜ」だとわかると、相手が自分の事をもっと知ろうとしてくれているという事だから、
なるべく詳しく相手に応えるのが、「なぜ」の本質だと思いました。
じゃ、また!


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jibunoikiru@gmail.com

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