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ビジネス書などでは「優先順位を付ける必要がある」といわれます。
確かに目標に向かうには優先順位が必要で、それが間違っていれば、
なかなか目標に進めません。
私自身、優先順位は目標に近づくためのものと思って、どちらを優先するか
いつも迷っていました。
しかし、そこには落とし穴があるのを知りませんでした。
人間は無意識的に脳が行動の優先順位を組み立てて、
それに従って行動してしまうので、自分でも意図しないものを優先順位の
TOP3に入れてしまうようです。
なぜなら自分の優先順位をしっかりと把握しないで、頭の中で思いついた優先順位に
なっているからです。
よって脳と心が一致していない優先順になっているので、
思ったように行動が出来ないのです。
私もよく言われた言葉です。
「口先だけで、本当はそうなりたいと思っていないから」と。
言われてみれば、確かにその部分はあると思います。
1日のタスクにしても、自分のなりたい方向に持って行くにはこの3つは守りたい。
と、頭の中では思うのですが、毎日、その3つが守られるかと言えば、
2つしか守られていない状態です。
後の1つはいつの間にか横滑りして、それをやる為の手段の方に重きを置いて
しまっていたのです。
それに気付かず、自分では優先順位の通りにやっていると思っていたのです。
そして1週間ごとにタスクを見直すのですが、気が付いていないが故に、
毎週同じ事の繰り返しなのです。
その結果、自分の中で「出来ない自分」を積み重ねていたのです。
反対に横滑りした、やる為の手段の方を優先順位の3番目にしておけば、
毎週「やれている自分」として、プラスの自分を認められていると思います。
よってこの3つ目の優先順位は良く考えてみる必要があると思います。
アドラーの心理学ではないけれど「出来なかった」方が自分の目的を達して
いる場合があるので、もう一度よく考える必要があると思います。
自分が優先順位のトップ3と思っていたものは、
本当に優先順位に入れるべきものであるのかどうか。
本当に自分が意識した優先順位であるのかどうか。
今日、「無意識の優先順位」というのを知ったのですが、
これを知らなかったら、いつまで経っても堂々巡りをしていた可能性があります。
目的に対する価値の序列というものを、自分でしっかりと把握し、
絶えずチェックしないと、無意識のうちにズレて行ってしまう可能性があります。
「無意識の優先順位」というものを、意識した日でした。
じゃ、また明日!