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「運命共同体」という言葉があります。
何かをなそうとする時、その目的に共感し、集まった仲間たちの事をそう呼びます。
運命を共にすることを相互に了解し合った複数の個人、または団体を言うのですが、
そこには明確な目的意識を持って集まっている人達です。
そこでの方向性は、常に未来を見据えた後世のニーズの視点を
忘れてはならないと思います。
そしてお互いが「相互依存」の関係にある事も必要だと思います。
時代がどんどん速度を増していく中で、その環境と変化への適応もしながら、
新しい発見の繰り返しだと思います。
「運命共同体」の生き方は、常に先駆的役割を担い、勇気をもって責任を
担う事だと思います。
その為にはお互いが主体性を持って切磋琢磨する関係性を持ち続けることが
大切だと思います。
運命を共にするという事は、繁栄している時のみならず、衰退している時も
共に考え、共に改善して行くことで乗り越えていけるのだと思います。
同じような意味の言葉に「一蓮托生」というのがあります。
これも、物事のよいことや悪い事を仲間と共に乗り越えていくこと。
という意味ですが、仲間を見捨てずに絆を大切にするという意味で、
「運命共同体」と似ていると思います。
ここでも行動や運命を共にする相手だから「信頼関係」は不可欠です。
楽しい事だけではなく辛い事もあるそんな経験を経て、信頼が深まり、
自分の身を預けられるようになるから「一連托生」という言葉に
なるのだと思います。
私が以前の価値観のままであったなら、「運命共同体」という言葉は、
頭の片隅にも無かったと思います。
しかし、環境が変わり、付き合って行く人が変わってくると、
「運命共同体」といったような言葉も私の中に入ってきました。
1日24時間は平等で、この時間は変えることは出来ません。
しかし、寿命に関しては答えがないので、いつ消えても悔いの無いように、
毎日を大切に生きるしかないと思います。
そんな中で何も考えずに1日を過ごす老後と、何か目的を持って
「運命共同体」を考えながら毎日を過ごすのとでは、全く違って来ると思ます。
今日のTVのニュースで、能登の輪島塗職人さんの自宅が全壊し、諦めていた中で
輪島塗の器を作る工具が見つかりました。
何処かのガランとした工場跡にその工具を運びこみ、諦めていた輪島塗の器を
3カ月半ぶりに作り始めました。
奥さんが「これでまた、輪島塗の器をずっと続けられます」と喜んで応えて
おられましたが、このご夫婦も「運命共同体」の生き方をされているなと
思いました。
87歳のその方はインタビューに対し、
「嬉しいね! また仕事ができるなんて、嬉しいね!」と、
目を輝かせて応えていました。
奥様との「運命共同体」の生き方をされていると思いました。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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