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成長する人は「素直な人」というのは良く言われます。
特に新人など、仕事を教えた時に先ずは伝えた通りにやってみる人は、
伸びる可能性があります。
その時「なぜこっちを先にやるのですか?あっちの方が先なのではないですか?」
とか、「こんなことをやる意味はあるのですか?」とか、いちいちその場で
自分の考えをぶつけてくる人は、成長が遅いと言われています。
なぜなら、疑問に思っている間に素直にやった方が、自分で確認が取れるからです。
先ずはやってみて、やる中で自分の疑問が解消される場合があります。
「だからこういう事をやる意味があったのか」と。
それの積み重ねで、言われた通り自分もやる場合と、どうしても疑問がある場合は
その段階で「やってみたけれど、やはりこっちを先にやった方が早くやれると思います」
と返せば、先輩や上司も納得されると思うのです。
或いは、改善点を指摘された場合、素直に聞いて改善出来れば、
より良い方向に進むと思います。
その時は、出来なかった事ができる自分になり、成長する自分がそこにあるのです。
また、教える側も、指摘したことを素直に聴いて貰えるような人格になっておく
必要があると思います。
人は、同じことを言われたり指摘されても、相手を尊敬している心が少しでも
あれば、すぐに言われたことを聞き入れます。
しかし、尊敬の念が無ければ、素直に聞き入れられず自分の意見を通そうとします。
自分が成長するチャンスも、1つのご縁かも知れません。
誰に言われるかによっても、自分が成長するかしないかに関わってくるし、
伝える側も、どのタイミングでどのように伝えるかを考えることができるかどうかに
関わってくると思います。
人を成長させるには伝えるタイミングも大切だと思います。
相手が意固地になっている時に伝えても、相手の心を変えることは出来ません。
相手が迷い始めたとか、選択の方向を変えて見ようかと思っている時に伝えれば、
素直にこちらのいう事を聞き入れる可能性が大きいと思います。
今の自分より少しでもより良い自分になりたいと思うなら、
思う所はあったとしても、折角頂いたアドバイスなのだから、
何か自分にとってヒントになる所はあると思い、
少しでも自分の糧にしようとする姿が、その人の成長に繋がっていくのだと思います。
そのような中で、本当に自分のことを思って言ってくれている人かどうか、
素直に従うべき人かどうかも自ずとわかってくるのではないかと思います。
自分が知らなかったことを教えてくれ、
自分が気付かなかったことに気付かせてくれる。
そう思える人に出逢うと、素直にそうなんだと受け止め、
そこから学んでいけると思います。
何事も斜に構えて疑い、否定から入ってくる人。
疑うより信じることが先で、素直に入ってくる人。
人それぞれだと思います。
しかし、自分はどちらの人間なのか。
幾つになっても素直な心は保ち続けたいと思います。
じゃ、また明日!