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私は「事実」と「真実」の違いを、きっちりと認識していませんでした。
事実とは、実際に起こった事柄。現実に存在する事柄。
真実とは、嘘偽りの無い事。本当の事。真理。
最近、事実に基づいて話したつもりが、相手に「どうして真実をあたかも真実でないように言われるのでしょう」
と言われました。
その言葉が引っ掛かり、私は嘘や空想を言っているのではなく、この耳で確かに聴いた事なのに・・・。
と思っていました。
本日、ある方の文章を読んで、謎が解けました。
「事実」は、人の意見の介在しない客観的に見た事象そのものを指します。
「真実」は、人それぞれにある主観や考えに基づいた結論や考えを指します。
私は事象そのもので話をし、相手は相手の考えに基づいた結論で話をしていたのだと思います。
同じ「事実」を見ていたとしても、その事実にある「真実」は人それぞれなのです。
それを「事実は1つ」「真実も1つ」と思っていた所に間違いがあったのです。
「事実は1つ」でも「真実は見ている人の数」だけあるのです。
それを一緒にしていた所に間違いがありました。
著者が言われるには、「真実」というのは無くて、世の中には「事実」とそれを見た人、聞いた人の数だけの「解釈」があるだけなのかも知れませんね。
と、言うのが正解かも知れません。
「事実」は常に1つ。
しかし、それを見た人・聞いた人の「真実」は複数の可能性があるという事です。
解釈の違いを「自分はこう思うから」と、自分の真実を押し付けるのではなく、相手の真実を相手側に立って考えて行く必要があると思いました。
自分の確認違い、認識・知識・情報不足など、様々な角度から物事を見ようとする意識が私には欠けていたようです。
先ずは、違いの原因は自分にあり!と矛先を自分に向けるべきでした。
「事実だから間違いない」のではなく「相手の真実はどうなのか」という事を考えるのが先でした。
じゃ、また!