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私たちは言葉や文章で伝えたいことを伝えるのですが、
100%思った通りに伝わったと思える時は少ないかも知れません。
「伝える」という事については、
「自分が何を伝えるか」よりも「相手に何が伝わったか」の方が大切です。
価値観は人それぞれです。
価値観の違いにより、同じ言葉、同じ文字を使っても、正確に相手に伝わって
いない時もあります。
1つの言葉をその人のイメージで捉えるので、
全く同じものを描いているとは限らないからです。
その為には「相手の立場を何処まで配慮できるか」という事も重要になってきます。
それは「何処まで相手に寄り添えることが出来るか」にも関わってきます。
相手が沢山の問題を抱えている時、いくら伝えるべきことが正しいからと言って、
どんどん相手に迫って行くと、「もうやめてくれー!」になるかも知れません。
よって、いつのタイミングで伝えるかも大切になって来ると思います。
私は直球型なので、いつでもそのまま真っ直ぐに投げていました。
しかし、同じ相手でもその時の状況により伝わり方が違いました。
「どの程度伝わるか」「うるさいと思われずに、今なら大丈夫か」
と考えるようになりました。
1つの言葉にしても、相手には相手の世界があり、
自分には自分の世界があると思います。
自分以外の人とは、世界が違うのを前提として、100%を望むのではなく、
できるだけ伝えたいことが伝わるように工夫する必要があると思います。
相手の前提を理解するためには、
1.情報の量と質
2.解釈力
3.価値観
のこの3つの観点で、自分と相手との差をもっとよく知る必要があるし、
それを把握した上で伝えると、より伝わりやすいのではないかと思います。
上記3つは個人差があり、その差を知らないでこちらの伝えたい事を伝えても
本当には理解してもらえないと思います。
反対にかなり自分と近い状態であれば、すぐに理解して貰えると思います。
よって、相手の状態によって、こちらの伝え方を変えてみる必要があると思います。
細かく砕いて説明をした方が良い場合。
理論的に伝えた方が良い場合。
疑問に答えられる根拠も自分で持っておく必要があると思います。
真向から対立しているように見えても、角度を変えて見ると、
意外と共通している部分があったりします。
そういう時は共通している部分に重点を置いて話し始める方が、
より理解してもらえるのではないかと思います。
これがモノを売る場合、全く売れなかったけれど、
お客様のイメージを膨らますような別な角度で伝えてみると、
急に注文が殺到したとか。
伝え方を変えてみるだけで、相手への伝わり方が違うということです。
じゃ、また明日!