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今回の令和6年能登半島地震のニュースを見ていたら、
国の支援対策の「仕組み化」の必要性を非常に感じました。
時間を追うごとの状況は神戸・東北・熊本と同じような道のりを辿っています。
その地域により個別の問題は違うとしても、流れとしては同じように見えます。
今は仮設の段階ですが、当然数は足りません。
過去の何処の被災地でも、仮設の必要性はあったと思います。
そうなった時に、他府県に保存している仮設を持っていけないものかと
思ってしまいます。
それ以前に、各市長村で災害時の仮設場所を決めておく必要があると思います。
ハザードマップによって、津波・土砂崩れ・川の氾濫・地盤沈下など、
危険地域から離れた所でどの位の仮説が立てられるのか。
予定地が被害に遭ったらと、第2・第3・第4の候補地を考えておくなど。
そうなれば1都市町村だけはなく、全国規模でそれを連携して考えておく必要が
あると思います。
これも災害に対する準備力だと思います。
「仕組み化」は仕事のムダをなくす解決方法だと思います。
その時の観点として、
「なぜやるのか」 → 目的・狙い
「何をやるのか」 → 施策の設定
「どのようにやるのか」→ 具体的な手段
が必要だと思います。
目的意識が正しにも関わらず、施策設定や手段が間違っている場合に
「ムダ」が生じるようです。
「仕組み化」とは、
属人性を排除し、いつでも、どこでも、誰が行っても同じ成果を出せる方法を
構築すること。
と書いてありました。
この時ふと「ポータブルスキル」が頭をかすめたのですが、まさしく、
いつでもどこでも誰がどこへ行っても同じ成果を出せる方法です。
「仕組み化」のメリットとして、
①「能力」に依存しない
②「記憶」に依存しない
③ミスを減らせる
④個人とチームの成長につながる
と言うのがありました。
何処の会社でもあると思いますが、1人の出来る人に集中しすぎると、その傾向が
あると思います。
また、仕事は出来る人の所に集まると思うので、余計に「属人化」してしまう
可能性があります。
当たり前のことですが、優秀な人が優秀な故にすべてをこなしてしまうので、
その人に業務が偏ってしまい、他の人がいつまで経ってもそのレベルに達しません。
また、属人化している状態では、その人が退職したりした時は業務が止まってしまう
恐れもあります。
これは中小企業の人事の方が良く言われていた事です。
今はマニュアル化が進んでいますが、パソコンの無い時代は業務手順など、
分からないことがあれば、ベテランの人に聞いてその人の記憶に頼るしかありませんでした。
今のようにパソコンが発達してくれば、行う手順やマニュアルを仕組みとして
残しておけば、引継ぎもスムーズに出来ると思います。
業務を仕組み化しておけば、その通りにすればミスも減らすことが出来るので、
効率よく仕事が出来るし、ミスが起きてもどこでどのようにミスったかがわかるので、
改善もすぐに出来ます。
業務の仕組み化によって、若手社員でもある程度の仕事をこなすことが出来るので、
個人もチーム全体も成長することが出来るのだと思います。
最近、仕事の事でも同僚や先輩に聞けない人が増えてきているようです。
聞けば「説明したのにわかっていないのか」と思われたりしないか、
「こんなこともわからないのか」とバカにされないかという事が気になって、
聞けない。
よって、その恐怖により仕事を辞めてしまう。
そして、人間関係が苦手なので転職を繰り返す。
そういった状況もあるようです。
会社の仕組みにしろ、災害に対する国としての「仕組み」づくりが出来ていれば、
ムダなことなく、処理出来て行けるのではないかと思ってしまいます。
じゃ、また明日!