タグ:
最近の買い物では「返金保証」と言う言葉が良く見受けられます。
「商品にご満足いただけなければ返金します」というアレです。
本来、商品の品質を保証するのは当たり前だと思います。
一時、高度成長の時は「安かろう悪かろう」が流行り、
安いから品質が悪くても仕方がない。という感じもありました。
しかし、それではあまりにも無責任だと思います。
特に食べ物などは安くするためにカラダに悪い添加物なども沢山入っていました。
その時はどんどん食べていたけれど、後年、添加物によって慢性の内臓疾患になり
結局は病院代など高くついてしまうのです。
よって、今では品質を保証するのは当たり前になってきています。
現在は商品と言っても目に見えているモノとして存在する商品だけではなく、
セミナーや講座、スポーツジムのダイエットなども商品です。
「お金のもうかる方法」「人を集める方法」など、ノウハウが商品となっています。
それら商品が面白いのは、例えば個人が独立してノウハウを売る場合、
その人のプロフィールを見ていると、全く筋書きが同じで人を寄せつける
苦労話も全く同じのに出くわすことがあります。
そんな時、この人はあの人のノウハウものの商品を買って勉強したのだなとわかります。
そういうのに出くわすと、商品の保証ではなく、
顧客満足の保証が必要になって来ると思います。
なぜなら、商品を買った人が集客があまりできない場合、
「あなたの勉強の仕方が悪い」とか「あなたのやり方が悪い」とか、
買った方に責任を負わされるからです。
確かに同じ商品(教材)を買って成功した人もいるでしょう。
しかし、成功しなかったからと言って、顧客の勉強不足ややり方に責任を
押し付けられても、どうかなと思います。
それなりの金額で売るならば、本当に良い商品ならどの人もそれなりの成果が出て、
アフターフォローもセットになって良いはずだと思います。
そのアフターフォローによって、本人の勉強不足が解消されたり、
成功へと繋がるのだと思います。
だからこそ、商品保証ではなく、顧客の満足保証なのだと思います。
これが「議員」と言う商品なら、お金ではなく1票で買うわけですが、
最初に公約で約束したことが守られていなければ、それは商品保証ではなく、
欠陥商品になるだろうし、顧客満足度はゼロに等しいと思います。
それが支持率とやらにも反映しているのではないかと思います。
顧客満足で言うと、今回の令和6年能登半島地震に於いては、翌日には現地に入り、
情況把握、今後の方針など直ぐに支援活動が発動されているはず。
「こういう時はこのような支援活動をします」と、政府のHPに具体的に事細かく
公開されて良いはず。
それが出来ていないという事は、国民満足保証とは程遠く、
国民全失望にならざるを得ません。
1人ひとりの命は大切です。
人口減と言われるなら、余計に大切になってきます。
それが解っていながら、どうしてすぐに1人でも助かる方向で動けないのでしょうか。
今回は政府より民間の方が逞しく動かれたようで、民間の方に満足保証があったように
思います。
「満足しなければ、代金はお返しします」が当たり前の世の中であるなら、
「満足しなければ、1票はお返しします」という風潮になるのではないかと、
思います。
「満足しなければ、代金はお返しします」の裏側には「品質に自信があります」という
メッセージが隠れていると思います。
「満足しなければ、1票はお返しします」と堂々と言えないのであれば、
「品質には自信がありません」というメッセージなのでしょうか。
しかし何れにせよ、その1票を入れるのは、我々国民の責任です。
じゃ、また明日!