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人は何か行動をする時、意識しているにせよ無意識にせよ、
その人なりの目的・理由があって行動しているのだと思います。
今回の平成6年能登半島地震の時でも、何とか力になりたい、助けたい、
援助したいなど、それぞれの理由でもって現地に入り、何らかのお手伝いをします。
本人の中に何らかの理由もなく、観光気分で現地に入ったりする人もいますが、
それは論外です。
最近、来て欲しくないと言われる理由が、目的、理由もなくボランティアのつもりで
現地に入り、反って手間を取らす人達です。
食べるものも寝る所も自分で確保する覚悟がないと、結局は地元の人に
手間をかけ、お世話をしてもらう事になってしまうからです。
お役に立ちたいという人が、自分の食べるものをどこで貰えばよいですか?とか
何処で寝れば良いですか?となると、それでなくても被災者の方々が食べることも
寝る事も我慢をしいたげられているのに、外部の人のことまで手が回りません。
熊本地震の時も全国からボランティアの方々が入りかけた時、センターで足らなかったのが、
それぞれの作業する時の軍手です。
人数は多くても、手ぶらで来られるので軍手が不足していたのです。
ボランティアの心得として、用意するものの中に軍手は入っていたのですが・・・。
私は見ていませんが、youtuberの人が「いいね」の稼ぎ時だと現地に赴いているとか。
これも理由のはき違いだと思います。
現地のリポートはマスコミに任せばよいと思います。
点数稼ぎはただの作業に過ぎません。
そういう時はただの作業は邪魔だと言われても仕方がありません。
本当にyoutubeで現地レポートをしたいと思えば、孤立している所に行って
崖をよじ登ってでもリポートする覚悟があるのかどうか。
その覚悟があるなら、危険を承知でリポートして、そこでの困りごとを
訴えるなら、そのyoutubeはただの作業ではなくなると思います。
何事もただ単に「みんながやっているから」で行動すると、
本来の目的から離れると思います。
詐欺師の人は今は義援金が飛び交っているので、狙い時だと動いています。
ニセの画面やフィッシングが横行しています。
「義援金はこちら」にひっかからないように気を付けたいと思います。
何処の団体がやっているのか。誰がやっているのか。
よく調べた上で寄付しないと、折角被災者の方への寄付のつもりが、
詐欺師のポケットに入ってしまいます。
日本の大きな団体も結局は職員の給料やその他で、ほとんど被災者の方に
届かない場合もあるようですので、よく調べてみてから寄付することが
大切だと思います。
大きな理由でなくても、何か自分が突き動かされて行動する場合、
その理由を自分に問うて、その理由に基づく行動をするのが一番だと思います。
そこを考えなければ、良い事のつもりでもただの作業になってしまうと
思います。
自分の心を突き動かす理由、それが正しい行動へと結びつくのだと思います。
じゃ、また明日!