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企業にしても商売にしても、発展している所は相手(お客さま)を
大切にしています。
それらの企業なりお店の目的は、「お金を儲けよう」と言うよりは、
「お客様に喜んでもらおう」なのです。
いま、或いはもう少し先でも、能登半島のお店は「この際、儲けよう」ではなく、
「お客様が困っているなら、儲けが無くても・・・」という気持ちで、
お仕事をしていると思います。
今日もスーパーの店主がインタビューに応えていました。
「こんな時だからこそ、赤字覚悟で皆さんに少しでも食べて頂きたい」と。
神戸でも同じでした。
電気もガスも水もない時に、何処からかプロパンガスと水を調達し、
倉庫にあるだけの材料でおもちや和菓子を作り、3日間通りがかりの人々に
無料で配って下さいました。
その5軒隣に全国展開している和菓子屋さんがありました。
そこはろうそくを灯しながら通常通りの営業でした。
食べ物屋さん以外はお店も開けられない状態の中で、ガスも電気も水道も復活して、
日常生活が戻りつつある時、
無料で配ったお店にはお客様が沢山並び、全国展開のお店はあまり人は
入っていませんでした。 
それまではお店の構えやTVコマーシャルでそちらのお店の方がお客様は多かったのです。
食べ物がなかった時だから余計に美味しく感じたのかも知れませんが、
その時のお店の店主の想いが皆さんに伝わったのだと思います。
私も頂いた和菓子をその後何回も買いに行った覚えがあります。
今日の【人間力メルマガ】にもありましたが、エムケイの青木定雄会長も、
事業の手始めは会長のお客さまに対する想いが信用を得て、
お客さまがお客さまを呼んでくださる現象が起きたのだと思います。
ガソリンスタンドから出発した会長の場合は、夜中でもベルを鳴らされると、
嫌な顔をせずに起きて、ガソリンを入れて差し上げる。
夜中でも気持ちよく笑顔で入れて差し上げる。
なぜなら、ガス欠なら車が動かないからです。
車が動かなかったら困るからです。
お客さまには今すぐガソリンを入れなければならない理由があるからです。
そして、いつものように夜中に起きてガソリンを入れて差し上げると、
その方は大会社の社長さん。
会社に呼ばれて行ってみると、資材部長に紹介され、
「明日からこの店の油を購入するように」と指示されたとか。
お客さま本位の姿勢がお客さまを呼ぶのです。
先の和菓子屋さんもお店は小さいけれど、今もお客さまは絶えません。
店主の兄弟の方は洋菓子店を開き、今では何店舗もある有名なお店になっています。
その洋菓子店の店主も、お客さま本位の姿勢でケーキを作っておられます。
これは企業やお店とお客さまと言う関係だけだは無く、一般の人間関係にも
通じる話だと思います。
自分が如何に相手の想いを汲み取り、その想いに応えることが出来るか。
それがより良い人間関係を築き、信頼を深めていくのだと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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