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行動はある感情があるから湧き上がってきます。
その行動の源となるのが「意味づけ」だと思います。
各人の心の中にスイッチが入る「意味づけ」があると、すぐに行動できるのだと思います。
今回の令和6年能登半島地震に於いても、ある議員の方や芸人の方が現地入りする人々に
向けてX(ツイッター)で注意喚起をされていました。
「ただの野次馬観光客」「呼ばれもしない限り、絶対に被災地に行かない事」
「アクセスはただでさえ大混乱ですから非常に邪魔です」
「統制も取られておらず装備もなく訓練も受けていない『ボランティア』は
ただの野次馬観光客です。何の役にも立ちません」と記してあるようですが、
言われていることはごもっともだと思います。
何の役にも立たないそのような人々は、そもそもボランティアとは
言わないのではないでしょうか。
そのような意識レベルをボランティアと認めておられるなら、
本来の救援活動をされている方々はどうなるのでしょうか。
自分達の食料・宿泊は当然自分達で用意し、移動も夜中に移動して交通の邪魔にならない
移動をして、孤立した被災者の方々の援助をする。
東日本大震災や熊本地震でも支援活動をし、その経験を活かして今回の能登半島地震にも
地震発生から6時間後には現地に向かう準備が出来ている。
現地の状況はDMで集め、確認しながら把握していく。
このような行動を政府がシステム化出来ていれば、地震大国日本の国民は、
安心して政府に任せられると思うし、72時間以内に助かる人がもっといるのでは
ないかと思います。
地震発生直後、24時間以内の初動命令、48時間以内の対応、72時間以内の救助。
これらが命の分かれ目になると思います。
震災時の救助の意味づけ。
これがどのように制定されているのか。
それが非常に重要だと思います。
アドラーによれば、
私たちが過去の経験に「どのような意味をあたえるか」によって自らの生を
決定している。と考えます。
いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもなく、
経験の中から目的に適うものを見つけだす。
自分の経験に由って決定されるのではなく、経験に与える意味によって、
自らを決定するのである、と。
今後も近々に大きな地震が想定されています。
今までの大震災の経験にどのような意味づけをするのか。
それが即行動につながるか、すぐには現地には入らない考えにつながるのか、
それらを統制してシステム化することが、今後の国民の命を守るかどうかに
関わってくると思います。
じゃ、また明日!