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令和6年能登半島地震から1週間、ようやく救援活動も動き出したと思います。
しかし、まだまだ物資の行き渡らない所も多く、見通しのつかない中で
不自由な生活が強いられている事と思います。
家を失い、家族を失い、今まで親しくしていた人を失い、仕事を失えば、
孤独におそわれる事もあるかと思います。
今日も「これから先どうなるのだろう。何もかも失った」と
呟いていた方がおられました。
その不安たるや思い計ることが出来ない位だと思います。
そんな中、暖かい食べ物をと現地に赴いて炊き出しをされている方もいます。
平時の時の孤独は「自分は人から好かれていない」とか「自分には価値がない」とか
思いがちですが、震災などのような時の孤独は、これから先の見通しが付かない
不安による孤独だと思います。
「孤独は妄想」とも言われます。
孤独の真意は「よいか悪いかは”孤独の使い方”による」と言われます。
「孤独」とは本当に辛いものかどうか。
ありのままの「事実」と、それ以外の「妄想」とに分けて理解すれば、
マイナスのイメージをいだかなくて済むかも知れません。
人は個体としては独りであることが「事実」なのに、
それを「孤独」と感じてはいないだろうか?
「事実」からすれば普通の状態なのに、それを自分の頭の中にしかない思いで
「辛い」と「妄想」しているだけではないだろうか。
「孤独」が辛いのは、妄想が生み出す”心の風邪”のようなものでは
ないでしょうか。
よって、妄想状態に気付いて、カラダの感覚に意識を向けることが大切です。
目をつむった時、外の世界は見えなくなります。
その「何も見えない状態」こそが心の基本だと思います。
瞑想はこの心の基本状態を創り出します。
それが本当の自分の心の状態だと思います。
独りで居る時の自分の心が基本だとすると、外の世界や他人の動向はおまけの部分です。
避難生活も長くなってくると、自分以外の人の動向が気になってきます。
そんな時、他人の動向は「自分に必要な情報か、それともおまけの情報でしかないのか」
そこの所をじっくり考えてみれば、ムダなイライラは軽減されると思います。
反対に「繋がり」は大切だと思います。
繋がりは人だけではなく、動物や夜空のお星さまやお月さま、風に揺れる木々も
「無数の命」という繋がりが持てると思います。
よって「孤独は全く恐れるものではない」という事です。
古代インドでは「孤独こそ大の親友」というポジティブな生き方をしていたとか。
「不安」も「怒り」も全て妄想だったと気付けば、孤独は人生の味方になると思います。
独り歩むのは孤独では無く、むしろ自分にとって本当に大切な人との繋がりや
将来を見据えての生き方を守る事が大切だと思います。
自分自身を軸とする「孤独」の上に立って、大切な人との関係を育てていけば、
「孤独」と「繋がり」はより良い至福の時間になると思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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