タグ:
年末だからというわけではないですが、過去の講座などのノートや資料を
すべて処分したくなりました。
その時は、これは大切な講義だから、いつか役に立つだろう。とか、
もう一度じっくり勉強し直す。とか言ってみたところで、
勉強しなおした事は一度もありませんでした。
今回、すべてを処理しようと思ったのは、過去のものは過去のものであって、
その過去のノートを復習している間は、今の事が出来ないからです。
今を横に置いておいて、過去に携わると、今この瞬間が過去で塗りつぶされている
からです。
今という時間が勿体無いからです。
未来も同じです。
まだ来ぬ将来の不安をいくら考えても、来るべき時にしかわからないのです。
もしも、本当に大切な講義であったなら、それは今更復習しなくても頭に入っているはず。
自分を信じて、今に集中することにしました。
人は自分の人生を作り出すには、今をどう過ごすかが大切になってきます。
「今どうあるべきか」が、自分の人生を決定していきます。
よく「過去を引きずる」とか言われますが、しかしその実、
過去の自分と、今の自分には何の連続性もないのです。
確かに過去の事は過去の事としてあったと思います。
だからと言って、その過去が今という現在を塗りつぶしているわけではないのです。
「今どうあるべきか」を自分で決定して、思った通りに生きることは可能なのです。
可能というより、そうすることが自分を生きる事になるのだと思います。
「今どうあるべきか」を自分の信念とし、自分との約束としてそれを守る。
それが自分らしく生きることになるのだと思います。
人生の目的は「何の為に自分の命を使う」のかという事だと思います。
それは今現在でしか出来ない事です。
過去に遡って出来る訳でもなく、未来に出来る訳でもないのです。
なぜなら、今現在の命の使い方なのですから。
私は過去の積み重ねが現在になると言ってきましたが、厳密に言うと、
「今現在の積み重ね」が「この瞬間の今」になるという事になるでしょうか。
そう考えると、人は今しか生きられないようになっているのです。
過去は自分が勝手に囚われているだけ。
未来は自分が勝手にまだ見ぬ不安を抱いているだけ。
人は今しか生きれないようになっているのだと、
年末に気付いた私でした。
じゃ、また明日!