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人が幸せを感じる時とは、どんな時でしょうか。
私は仕事をしていた時、夕食を終えるといつも「いつ死んでもいいわ!」が
口癖でした。
なぜなら、夕食を終えたその時が、その日の締めくくりのようで幸せを感じていました。
それは何故かと考えた時、事務職の私に相談に来た学生の1つ1つが解決の方向に進み、
学生が幸せそうな顔をして去って行くのを見ていたからです。
その顔を思い出すと、自分も幸せを感じていました。
私が人に伝える時は「楽しい時間を!」とか「楽しいひと時を!」とかを
口にしていましたが、こと自分を振り返ると「幸せ」の方が優先するのです。
なぜなら、幸せは「感じるもの」だからだと思います。
自分の心を通して感じるものだからだと思います。
それは自分が自分を幸せにするのではなく、自分が相手に何か働きかけて、
その働きかけが間接的にまた自分に戻って来た時に「幸せ」を感じるのだと思います。
例えば笑顔1つ取って見ても、鏡の中の自分に微笑んでもらっても、多分、
幸せだと感じるよりも、むしろ気持ち悪いと思います。
それよりも、自分以外の人が些細な事でも「ありがとう!」と言って
微笑んでくれることに心が感じてしまうのです。
「幸せは人から与えられるもの」だとすれば、そう感じた自分は
「幸せは人に与えるもの」という事で、相手に尽くして幸せを感じることになります。
相手に尽くすという事はどういうことかと言えば、
相手がどんなことで悩んでいるのか、
相手がどんなことを不満に思っているのか、
相手が何を悲しいと思っているのか、
相手が何を大切にしているのか、
を聴くことだと思います。
先ずは相手の事を正しく理解しないと、相手に何をすればよいかがわかりません。
「話し合う」ということは、お互いが言いたい事を言い合うのではなく、
お互いが聞きたい事を聴き合う事だと、言われます。
自分の「正しさ」や「主張の押し付け」「感情の押し付け」をするのではなく、
相手が本当に思っていることを聴ける自分の器と、
相手が大切だと思っていることを尊重し、変化できる器を持つ自分であること。
そういう心構えが持てた時、相手の為に尽くせる自分があると思います。
その為には、自己肯定感を高める必要があると思います。
自分が自分を信頼できなかったり、自分の事があまり好きでなかったら、
相手を十分受け入れることが出来ないからです。
自分の自己肯定感が高く余裕があれば、相手の事を十分受け入れ、
正しく理解できるから、相手に尽くすことが出来るのだと思います。
パートナーシップとは自分との信頼関係があり、
その上で相手=他人との信頼関係が築けるものだと思います。
よって、相手に尽くす=相手を幸せにすることにより、
自分も幸せを感じることができるのだと思います。
じゃ、また明日!