タグ:
日本には100年続いている企業が沢山ありました。
これは創業の精神を代々受け継いできたからだと思います。
最近は時代の流れ、時代の価値観の変化により、
その老舗の企業も閉鎖に追い込まれている所もあります。
むしろ30年も持たない企業が続々と現れています。
昔であればお爺ちゃんの時代から受け継いだ時計など、動かなくなっていても、
修理を頼めば動いて綺麗になって戻ってきました。
今は「部品がありません」「型番が変わりました」「修理する人がいません」
で、その商品はそこで終わりです。
その根本には「お客様のために長く変わらずに商いを続ける」という精神が
あったと思います。
しかし、今は大量に作り、売り上げを求め、時代の流れについて行くことに
精神が注がれるようになりました。
そこにはお客様は存在せず、価値を失った商品だけです。
それでは、良いものが引き継がれるはずもありません。
よって、「引き継がれる商品」は無くなり「必要とされる人」も
引き継がれていないのです。
時代が変わり、今必要とされるのは「ポータブルスキル」を身に付けた人です。
以前は指示待ち人間でも何とかなりました。
しかし、それでは支持する人がいなければ何も出来ません。
次に求められたのが「課題解決力」です。
目の前にある課題を解決していく力です。
コロナ禍になり、働き方も変わってくると目の前で課題を与えてくれる人もいません。
そうなってくると「何をしたら良いかわからない」と言う状態に陥ります。
そこで必要になってくるのが「課題設定力」です。
自分で課題やゴールを設定する力です。
そのためには「自分は何をしたいのか」「自分はどうありたいのか」を考える
必要が出てきます。
「なぜこの仕事をやろうと思ったのか」自分の原点に戻るのです。
人の成長と言うものは「コンフォートゾーン」から飛び出してこそ始まる。
と言われますが、なかなか自分から「変化の機会」に飛び込む勇気は持てないものです。
しかし、環境を変え、付き合う人が変わる体験をしないと、
なかなかその勇気を乗り越えることができないと思います。
これらは守られた居心地の良い「環境、組織に依存せずに働く」ことに繋がります。
そうなった時に、本当の自分のやりたかったことに目覚め、100年先を見通した仕事に
関われるのではないかと思います。
変化の早い今は、100年先を見通していたら仕事にならない業界もあるかも知れません。
しかし根底に流れるのは、どういう事業にしても、お客様から100年経っても求められる
事業が活きた事業ではないかと思います。
ただ単に「与えられたからやる」というのではなく、
自分のやっていることが「100年経っても誰かが引き継いでやってくれている」と
思えることが、幸せに繋がると思います。
じゃ、また明日!