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世の中には、何かに乗じて違う目的を果たそうとすることがあります。
戦国時代でも、世の中を良くしたいと思って戦に出て行くのですが、
その都度、自分にとって利のある方に付き、結局はその人の本心の部分で言うと、
世の中を良くしたいのか、自分が天下を取りたいのかになってくると思います。
最初は義を尽くし「お役に立ちます」と言っておきながら、
手のひらを返したように足を引っ張る。
足を引っ張るだけではなく、自分が天下を取るために相手を殺そうとする。
日本でも世界のどこの国でも、歴史の中ではこういう事が繰り返されていたと
思います。
現在ではそこまで行かなくとも、政治の世界でも表立ってはいないけれど、
似たようなことがあるのかも知れません。
今はそういう時代ではないと思いますが、広告が発達していなかった時代や
SNSの無い時などもそれに乗じたことはあったと思います。
例えばPTAの役員など進んでやっていた人は、親しくなると自分の店の商品を
少し安く売ったりして、顧客を増やしていました。
その商品を買いたかった人にとっては嬉しい事です。
しかし、そうでない人にとっては同じ役員同士というグループに属していれば
断りにくく、子どもが卒業するまでその関係は続けられます。
或いは趣味のグループやジムでもそういう人はいます。
私のようにはっきりと断る人は良いですが、
大体断れない人をターゲットにしています。
それによって、折角入ったジムでもその誘いが嫌でジムを辞める人もいます。
そうなれば営業妨害にもなりかねません。
結果、酷くなると他の会員さんからの苦情でその人は退館させられました。
こういう人達は、最初は「世の中を良くしたい」「学校を良くしたい」
「ジムで健康を保ちたい」と言う目的を持っていたと思います。
しかし、段々と私利私欲につられて自分を見失い、本来の目的を忘れて
道を外してしまったのだと思います。
結果、人々が離れていき、私利私欲の目的も達せられないのです。
よしんば自分の目的が私利私欲だとしても、それが達成された暁には、
その先には何が待っているのでしょうか。
名誉やお金を手に入れたとしても、人が誰も付いて来なければ、
その名誉やお金は、ただの紙屑にしかならないと思います。
自分のあり方としては、人や物事に乗じずに生きていきたいと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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