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「それは事実ですか? それとも解釈ですか?」よく確認される言葉です。
私なども解釈で生きていたようなものです。
解釈と思い込みの世界に生きていました。
また、それが正しいと信じきっていたので、どうしようもありません。
特にSNSなどで偏ったコメントばかり見ていると、それが事実であるかのように
錯覚してしまいます。
しかし、幸いにも世の中がそのようなもので溢れかえっているので、
反対にそれは違う!と多面的に見れるようになりました。
原発処理水を流すことによって、中国が色々な情報を流しています。
1つや2つ程度なら、そうだろうなと思いますが、あまりにも多すぎて
しかも出所の6~7割が国営放送系だったら、やっぱりね!と、
なりそうです。
こういうのも勉強材料だと思いつつ、いかに自分が「事実と解釈」を
区別できるかが、大切になってきます。
昨日の続きのようですが、「今ここ」にいるという事は、
過去も未来も消えているという事です。
今現在しかないという事です。
ある方の説明では、「自己否定がある状態」で過去・現在・未来を見ると、
過去に対しては、後悔し、
未来に対しては、不安を抱き、
現在に対しては、今の自分の否定になる。
と。
これらはすべて自分の解釈なのです。
過去にでも楽しい思い出があったはずです。
未来にも、希望をもってこれをやりたい!と、思う時もあります。
現在も、自分は今、やりたい事をやれているんだ!と、エネルギーに満ち溢れる
事もあります。
この違いは何かというと、頭の中の自分の解釈の違いです。
それは、自分が自己否定の状態か自己肯定の状態かによって違います。
よくTVのドキュメントや人探しの番組などで、親が出て行ってしまった場合、
自分は捨てられたのだと、ずーっと悲しい思いをしていたけれど、
親に会った時、親はその時の事情で子供を置いて出て行かざるを得なかったし、
ずーっと子供の事を思っていた。
それが解った途端、自分の解釈から事実に変わるのです。
すると、今まで自分は捨てられたのだと解釈していた過去が消え、
自分は愛されていたのだという事実を受け入れ、
これからは連絡を取り合って楽しい未来があると、思えるのです。
解釈の世界から抜け出て、現実の世界で生きる事が「今ここ」の事です。
アドラー心理学の岸見一郎氏は、
「今ここを生きる」という事は「地に足が着いている」という感じだと言われます。
今思えば、私自身28歳の時に地に足が着いていない自分を持てあまし、
自分は「浮草」だと、暫くはその想いに囚われていました。
振返れば、その時から解釈の世界にどっぷりだったようです。
少しでも解釈の世界から抜け出たいものです。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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