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いままで自分の人生を生きてきた中で、どれだけ自分と向き合って、
答えを出したことがあるのだろう。
そう思うと、真剣に自分と向き合って答えを出した覚えがほとんどないのです。
自分と向き合って答えを出すという事は、自分の純粋な気持ちに従って、
素直に自分がしたいと思う事をやるという事だと思います。
しかし、残念ながら本当に自分が考えて答えを出したのかと言われれば、
胸を張って「はい!」とは言い切れないのです。
なぜなら、決められたルールに従ったり、決められた条件に従ったりと、
本当に純粋に自分の気持ちから出てはいないのです。
別にこれと言って上から命令されたわけでもなく、
誰かに強制されたわけでもありません。
なんとなく、周りの評判や、こうしたら良いんだろうなーと、
誰かが決めた常識や、皆と同じような良い子の答えを選択してしまうのです。
そうなれば、自分が選択したはずなのに、なぜか楽しくない。
なぜか熱中しきれない、と言ったようなことが自分の中で起こってしまいます。
本来は自分が出した答えなら、それが頭の中を占領し、その事ばかり考えて、
他の事に目が行く余裕がありません。
しかし、あっちを選べば良かったかな?とか、
この選択で良かったのだろうか?などと、落ち着かない状態が続くのです。
自分と向き合うという事は、自分の気持ちに正直になることだし、
自分にしか出せない答えを出す事だと思います。
私達は小学校から、皆と合わすことが正しくて、そこからはみ出すことはいけないこと。
と言うように、暗黙の了解で教えられてきました。
幼稚園や保育園の時代から「どうしてみんながやっているのに、出来ないの」とか、
「みんなが待っているから、早くしなさい」とか、「こんなことも出来ないの」とか。
小さい時からみんなと合わすことを強制され、
それが唯一の答えのように教えられます。
それを繰り返されると、自分で考えたり、悩んだりする事よりも、
兎に角、みんなと一緒の事をやることが正しい事なのだと思い込みます。
その延長が、結局は自分で考え、自分で答えを出すという事が出来なくなるのです。
もしも、みんなと違う答えを出してしまったらどうしようと。
本来は逆で、みんなと違っても自分で考えた答えなら、
自分で責任を取る事が出来ます。
だから自分で考えて答えを出すことが大切なのです。
今は大人でさえ、しかもそれなりの役職についていても、
責任が取れない人が多いです。
その土壌がこれからの日本の行く末です。
自分と向き合うという事は、自分で考え、自分で答えを出すという事だと思います。
そしてそれは、自分の人生を自分が生きるという事にもなります。
他人が敷いたレールの上を歩く人生と、
自分で開拓しながら自分の道を歩く人生と。
人生は一度きりですし、自分の人生を歩むために生まれてきたのだと思います。
それを自分と向き合うことなく、皆と合わす無難な道が、
自分の人生だと思って幸せに過ごせるかどうか。
自分と向き合い、自分の純粋な心に従って自分の人生を歩んでいく。
それが自立した人間が増え、自立した社会になって行くのだと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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