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人の「幸・不幸」は、結局は本人の意味付けによって変わると思います。
よく聞くのが「今まで辛い事や不幸な事ばかりだったけど、
その経験があたからこそ、今の自分が在る」と。
これを言える人は、辛い経験を辛いだけで終わらせず、
そこには後に続く何かがあると信じていたり、
「だから自分はダメなんだ」と、自己否定で終わっていない人だと
思います。
生きる価値は、他人の評価によって決まるものではありません。
先ずは生きているだけで、価値はあると思います。
そして、その価値は他人ではなく、自分が自分で評価するものなのです。
「自分は自分でいいのだ」と思える事が大切で、
決して他人との比較によって、自分の価値が決まるのではないのです。
その辛かった経験も、自分しか味わうことが出来なかったはずです。
自分しか味わうことが出来なかったからこそ、
自分の人生で乗り越えるべき学びが、そこにはあったという事です。
学歴社会も段々と意味がなくなってきていますが、
昔は東大卒と言えば頭が良くて官僚や大臣になる人、
と思われていました。
が、現実には汚職や忖度や同調圧力を身に付けたりしています。
反対に中卒と言えば、勉強が出来なくてあまり社会の役に立たない人、
と思われていましたが、そうではないと思います。
例えば相撲の世界。
学生相撲出身力士は、どこか芯が軽く、体重が重い力士でも重みが
感じられないとか。
反対に真の力士を育てるために中卒を取る親方もいるとか。
なぜなら、心も体も一番成長する時期に、みっちりと叩き込めるから。
大学では「勝つための稽古、負けない為の稽古をする」が、
中卒では「強くなる為の稽古をする」とか。
確かに、中学卒業と同時に厳しいけいこは辛いと思います。
しかし、その辛さは未来の自分を創るための辛さだと思います。
自分の価値を取り戻すためには「今ここ」に集中するのが重要だと思います。
勝負事でも仕事で芸事でも、勝つ事によって自分には価値があるという、
心の拠り所が出来、それが生き甲斐へと繋がるのであれば、
しあわせな事だと思います。
そのすべてに自分がどう意味付けをするのか。
それが出来るのは、自分しかいないのです。
じゃ、また明日!
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